研究課題
基盤研究(C)
キラルリン酸触媒を用いるイミンとアセチルアセトンのMannich反応について、遷移状態構造を計算により求めた。しかし、高い選択性の得られるキラルリン酸には多数の配座異性体が存在し多数の遷移状態構造があることが分かった。実際そのほとんどを計算したが、立体制御因子の解明には至らなかった。そこで、触媒構造の自由度の小さい系での研究を行なうこととし、キラルロジウム2核錯体を用いるα-アルキル-α-ジアゾエステルとフェニルアセチレンの不斉シクロプロペン化反応の立体選択性に関する研究を行なった。触媒はハロゲン結合のために唯一つの形に固定されいることが分かった。触媒とα-アルキル-α-ジアゾエステルから得られるカルベン錯体とフェニルアセチレンとの反応の遷移状態を計算し4つの遷移状態構造を得た。不斉炭素のため触媒はらせん構造をとり、アセチレンの近づく向きにより大きなエステル部分との立体障害により立体が決まっていることが分かった。
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