研究概要 |
MAC層プロトコルとしてスロット付アロハ方式を, パケット再送のための指数バックオフ・アルゴリズム(特に, バックオフ係数)を改変する利己的ユーザと, 改変しない一般ユーザの間の非協力2人ゲームとして捕らえ, 各々のバックオフ係数を戦略とし, 各ユーザのスループットを利得関数とし定式化した. そして, 利己的ユーザの任意の戦略に対して, 一般ユーザの最適な戦略が一意に存在することを, 理論的に証明した. また, 一般ユーザの任意の戦略に対して, 利己的ユーザの最適な戦略が一意に存在することに関する部分的な証明を与えた.
|