鉄鋼スラグ水和固化体の高性能化に関する研究

• 研究課題/領域番号: 19560461
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 土木材料・施工・建設マネジメント
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 綾野 克紀 岡山大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (10212581)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 鉄鋼スラグ水和固化体 / 凍結融解抵抗性 / 乾燥収縮ひずみ / 水酸化カルシウム / ポゾラン / 全水量 / 製鋼スラグ / 高炉スラグ / 耐久性 / 中性化 / 塩化物イオン / 強度 / 鐵鋼スラグ水和固化体

研究概要

製鉄副産物を主原料に製造される鉄鋼スラグ水和固化体は,環境負荷低減が大いに期待される材料である。本研究では,現在,無筋の海洋ブロック等に用いられている鉄鋼スラグ水和固化体の適用範囲を地上構造物等へ拡大することを目的に,ひび割れの原因となる乾燥収縮ひずみの予測手法および凍結融解抵抗性改善について検討を行ったものである。鉄鋼スラグ水和固化体の凍結融解抵抗性が劣る原因を解明し,改善方法を示した。また,鉄鋼スラグ水和固化体の乾燥収縮ひずみを予測する手法を提案した。

研究成果

• [雑誌論文] 高炉水砕スラグを用いたセメント硬化体の耐硫酸性に関する研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤井隆史, 細谷多慶, 松永久宏, 綾野克紀
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 Vol. 31, No. 1 ページ: 847-852
  • 査読あり
• [雑誌論文] 鉄鋼スラグ水和固化体の強度発現性に及ぼすアルカリ刺激材の影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 松永久宏, 藤井隆史, 綾野克紀
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 Vol. 31, No. 1 ページ: 1831-1836
  • 査読あり
• [雑誌論文] 高炉スラグを用いたコンクリートの耐久性に関する研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤井隆史, 西野隆, 細谷多慶, 綾野克紀
  • 雑誌名: コンクリート構造物の補修, 補強, アップグレード論文報告集 Vol. 9 ページ: 57-62
  • 査読あり
• [雑誌論文] Drying shrinkage of recycled concrete, Creep (2008)
  • 著者名/発表者名: T. Ayano, T. Fujii, K. Sakata
  • 雑誌名: shrinkage and durability mechanics of concrete and concrete structures Vol.1 ページ: 805-810
  • 査読あり
• [雑誌論文] 細骨材の種類が鉄鋼スラグ水和固化体の耐久性に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤井隆史, 春田正一, 綾野克紀, 阪田憲次
  • 雑誌名: コンクりート工学年次論文集 Vol. 30 ページ: 493-498
  • NAID: 110009697686
  • 査読あり
• [雑誌論文] モルタルの耐硫酸性に細骨材の種類が及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 綾野克紀, 小河内誠, 藤井隆史, 入矢桂史郎
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 Vol. 30 ページ: 559-564
  • NAID: 110009697697
  • 査読あり
• [雑誌論文] 高炉スラグを用いたモルタルの耐硫酸性に関する研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤井隆史, 小河内誠, 綾野克紀, 阪田憲次
  • 雑誌名: コンクリート構造物の補修, 補強, アップグレード論文報告集 Vol. 8 ページ: 65-70
  • 査読あり
• [雑誌論文] 細骨材の種類が鉄鋼スラグ水和固化体の耐久性に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤井隆史, 春田正一, 綾野克紀, 阪田憲
  • 雑誌名: コンクリート工学年次論文集 30(投稿中)
  • NAID: 110009697686
  • 査読あり
• [雑誌論文] RESISTANCE TO FREEZING AND THAWING OF STEEL-MAKING SLAG CONCRETE Proceeding of consec'07 Concrete Under Server Conditions Environment and Loading (2007)
  • 著者名/発表者名: Toshiki AYANO, Takashi FUJII, Kenji SAKATA
  • 雑誌名: 6 ページ: 717-724
  • 査読あり
• [学会発表] RESISTANCE OF CONCRETE WITH GRANULATED BLAST FURNACE SLAG SAND TO SULFURIC ACID ATTACK (2009)
  • 著者名/発表者名: Toshiki Ayano, Hisashiro Matsunaga, Takashi Fujii, Kenji Sakata
  • 学会等名: ConMat'09 4th International Conference on Construction Materials : Performance, innovations and Structural Implications
  • 発表場所: 名古屋国際会議所
  • 年月日: 2009-08-24
• [学会発表] Drying shrinkage of steel-making slag concrete (2008)
  • 著者名/発表者名: T Fujii, T Ayano, K Sakata
  • 学会等名: Proceeding on 33rd Conference on Our World In Concrete &Structures
  • 発表場所: シンガポール
  • 年月日: 2008-08-27
• [学会発表] Drying shrinkage of steel-making slag concrete (2008)
  • 著者名/発表者名: T Fujii
  • 学会等名: Proceeding on 33rd Conference on Our World In Concrete & Structures
  • 発表場所: Singapore
• [備考]
  • URL: http://conc.civil.okayama-u.ac.jp/lab/cgi/s_data/s_data/index.html
• [備考]
  • URL: http://cone.civil.okayama-u.ac.jp/lab/cgl/s_data/s_data/index.html