研究概要 |
社会基盤の多くはコンクリートでつくられているが,生産工場である生コン工場ではスラッジ水と呼ばれる汚濁水が発生する.それにはセメントや砂などが含まれているため処分するには固形分を分離し,水は浄化しなければならない.近年,資源の有効活用や環境負荷の低減が国策として取り組まれているが,最も効果的なことはゼロエミッションを達成することである.そのためには発生した副産物は,発生した場所で元の形で再利用することが重要である.それにより,処理コストや輸送コストの低減さらにはエネルギー消費やCO_2排出の抑制につながる.
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