配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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研究概要 |
東京湾などに代表される閉鎖性内湾では,日射の影響,淡水の流入により成層が発達し易い環境にある.成層が発達し,風などによる外力が与えられると,表面からは想像もできない振幅を持った内部波が発生することが知られている.その内部波は,地球自転の力を受けて変形し,内部ケルビン波として進行し,斜面などの浅水域では砕波する.しかし,内部ケルビン波による砕波の影響に関して,これまで十分な研究が行われていない.そこで本研究では,内部ケルビン波の斜面上での砕波による影響評価を室内実験,数値計算を用いて行った.その結果,内部ケルビン波が斜面上で砕波する際,砕波領域に向かう流れが発生することが示された.コリオリ力を考慮しない場合には発生しない流れであり,本研究での大きな成果である.また,その流れが反時計回り(北半球では)の循環を生むことが確認された.
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