研究概要 |
Cu-0.2%Be-1.2%Ni-0.17%ZrとCu-2.0%Ni-0.5%Si-0.17%Zrベース合金,前者に0.1%Mgを添加した合金,後者に0.15%Mgと0.15%Mnを複合添加した合金に繰返し重ね接合圧延(ARB)法と側方押出加工(ECAP)を適用し,結晶粒を微細化することと,その後の時効により強度の向上を試みるとともに,強度の評価・検討を行った.ARB, ECAP加工を施した後時効されたいずれの合金も,通常の圧延後時効された合金より,結晶粒微細化と高い転位密度により強度が高い.特に,時効されたARB Cu-Ni-Be-Zr-Mg合金において,引張強さ840MPa,伸び9%,54%IACSが得られた.
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