研究概要 |
廃棄物埋立地での物質挙動を表現する数値計算モデルに有害化学物質の挙動を組み込むために, 有機物分解に伴って生成する腐植物質の挙動を実験的に追跡した. 易分解性物では分解初期に腐植物質の僅かな生成が確認されたものの, 継続的な腐植の生成は認められなかった. また白色腐朽菌による木質分解においてはリグニン減少は起こったものの腐植の生成を確認するには至らなかった. 埋立物中のPAH含有量を実測し, 長期動態モデルに組み込んだ結果, 分配係数の大きな物質は固相に長期残存することが明らかになった.
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