研究課題/領域番号 |
19570021
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
原田 哲夫 高知大学, 教育研究部・人文社会科学系, 准教授 (60260692)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ウミアメンボ科 / 高温耐陸 / 海洋と陸水 / 温度変動 / 海流 / 外洋棲ウミアメンボ / 淡水産アメンボ科昆虫 / 生活史 / 海洋動態と降水 / 高温麻痺 / 高温耐性 / 季節適応 / 外洋棲ウミアメンボ類 / 淡水産ウミアメンボ類 / 高温麻痺温度 / 温度変化への適応 / 生息場所の環境温と季節 / 緯度 / 海洋動態 |
研究概要 |
黒潮から北赤道海流から赤道付近の海流まで西太平洋全域を移動していると考えられるコガタウミアメンボは高温耐性が最も強く、分布域が低緯度に限られる種ほど耐性が低い(センタウミアメンボ、ツヤウミアメンボの順に低くなる)ことが分かった。陸水に棲むウミアメンボ科昆虫であるシマアメンボは外洋棲ウミアメンボ(上記3種)よりはるかに高温耐性が強く陸水の激しい温度変動に適応していた。また東インド洋では、2つの海流がぶつかる南緯6度で際立ってツヤウミアメンボの高温耐性が強く、海流が出会う場所でのダイナミックな水温変動への適応と考えられる。また、北緯12度、東経135度の20日間の6月の定点観測では台風発生時における25QC以下の気温低下の頻発が、生息するツヤウミアメンボを消耗させ、高温耐性の低下を招くものと考えられる。とのようにウミアメンボ科昆虫は棲息する水域の温度環境を反映した形で高温耐性の高低を示すものと思われる
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