高等植物における損傷チェックポイント機構の解明

• 研究課題/領域番号: 19570049
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 植物生理・分子
• 研究機関: 独立行政法人日本原子力研究開発機構
• 研究代表者: 坂本 綾子 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究副主幹 (00354960)
• 研究分担者: 中川 繭 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 博士研究員 (10375438)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 環境応答 / チェックポイント / 細胞周期 / DNA損傷 / ATR / ATM / 紫外線 / ガンマ線 / ヒドロキシウレア

研究概要

シロイヌナズナのAtRAD26蛋白質を解析することにより、この蛋白質がDNA損傷を検出するAtATRキナーゼと協調的に働き、細胞周期を一時的に停止させる機能があることを明らかにした。また、AtRAD26蛋白質のリン酸化修飾や多量体形成を検出することにより、この蛋白質がヒトのATR結合蛋白質や分裂酵母のRad26蛋白質と同様にATRキナーゼを制御する働きがあることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Arabidopsis thaliana Y-family DNA polymerase・catalyses translesion synthesis and interacts functionally with PCNA2 (2008)
  • 著者名/発表者名: H.J. Anderson, E.J. Vonarx, L. Pastushok, M. Nakagawa, A. Katafuchi, P. Gruz, A. Di Rubbo, D.M. Grice, M.J. Osmond, A.N. Sakamoto, T. Nohmi, W. Xiao, and B.A. Kunz
  • 雑誌名: Plant J. 55 ページ: 895-908
  • 査読あり
• [雑誌論文] Arabidopsis thaliana Y-family DNA polymerase η catalyses translesion synthesis and interacts functionally with PCNA2 (2008)
  • 著者名/発表者名: Anderson H. J.
  • 雑誌名: Plant Journal 55 ページ: 895-908
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mutator alleles of yeast DNA polymerase・ (2007)
  • 著者名/発表者名: A.N. Sakamoto, J.E. Stone, G.E. Kissling, S.D. McCulloch, Y.I. Pavlov and T.A. Kunkel
  • 雑誌名: DNA Repair 6 ページ: 1829-1838
  • 査読あり
• [雑誌論文] AtREV1, a Y-family DNA polymerase in Arabidopsis, has deoxynucleotidyl transferase activity in vitro (2007)
  • 著者名/発表者名: S. Takahashi, A.N. Sakamoto, A. Tanaka and K. Shimizu
  • 雑誌名: Plant Physiol. 145 ページ: 1052-1060
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mutator alleles of yeast DNA polymerase zeta (2007)
  • 著者名/発表者名: Sakamoto AN
  • 雑誌名: DNA Repair 6 ページ: 1829-1838
  • 査読あり
• [雑誌論文] AtREV1,a Y-family DNA polymerase in Arabidopsis,has deoxy-nucleotidyl transferase activity in vitro (2007)
  • 著者名/発表者名: Takahashi S
  • 雑誌名: Plant Physiology 145 ページ: 1052-1060
  • 査読あり
• [学会発表] イオンビーム誘発UVB耐性変異体イネの解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 高野成央、高橋裕子、山本充、寺西美香、横沢大輔、長谷純宏、坂本綾子、田中淳、日出間純
  • 学会等名: 第50回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 名古屋大学東山キャンパス(名古屋市)
• [学会発表] シロイヌナズナのチェックポイント機構に関与するAtRAD26蛋白質の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂本綾子、中川 繭、鳴海一成
  • 学会等名: 第50回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 名古屋大学東山キャンパス(名古屋市)
• [学会発表] Translesion Synthesis and Mutagenesis in Higher Plants (2008)
  • 著者名/発表者名: A.N. Sakamoto, M. Nakagawa, S. Takahashi, K. Shimizu, A. Tanaka and I. Narumi
  • 学会等名: 10th International Workshop on Radiation Damage to DNA
  • 発表場所: Urabandai, Fukushima
  • 年月日: 2008-06-12
• [学会発表] シロイヌナズナの損傷乗り越え欠損の突然変異頻度に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川繭、高橋真哉、坂本綾子、田中淳、鳴海一成
  • 学会等名: 第3回高崎量子応用研究シンポジウム
  • 発表場所: 高崎シティギャラリー(高崎市)
• [学会発表] シロイヌナズナの突然変異誘発遺伝子の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川繭、高橋真哉、坂本綾子、田中淳、鳴海一成
  • 学会等名: 日本植物学会72回大会
  • 発表場所: 高知大学朝倉キャンパス(高知市)
• [学会発表] シロイヌナズナAtRAD26遺伝子は損傷チェックポイントに関与する (2008)
  • 著者名/発表者名: 坂本綾子、中川 繭、佐藤勝也、鳴海一成
  • 学会等名: 第49回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター(札幌市)
• [学会発表] Translesion Synthesis and Mutagenesis in Higher Plants (2008)
  • 著者名/発表者名: Sakamoto A. N.
  • 学会等名: 10^<th> International Workshop on Radiation Damage to DNA
  • 発表場所: Urabandai, Fukushima
• [学会発表] シロイヌナズナの突然変異誘発遺伝子の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川繭
  • 学会等名: 日本植物学会第72回大会
  • 発表場所: 高知大学朝倉キャンパス(高知市)
• [学会発表] シロイヌナズナの損傷乗り越え欠損の突然変異頻度に及ぼす影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川繭
  • 学会等名: 第3回高崎量子応用研究シンポジウム
  • 発表場所: 高崎シティーギャラリー(高崎市)
• [学会発表] シロイヌナズナAtRad26遺伝子は損傷チェックポイントに関与する (2008)
  • 著者名/発表者名: 坂本 綾子
  • 学会等名: 第49回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター(札幌市)
• [学会発表] シロイヌナズナREV3、REV1欠損変異体における突然変異頻度の解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川繭、坂本綾子、高橋真哉、田中淳、鳴海一成
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜・ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜市)
• [学会発表] シロイヌナズナのDNAポリメラーゼ・とREV1蛋白質の解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 坂本綾子、高橋真哉、岩井成憲、清水喜久雄
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜・ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜市)
• [学会発表] 高等植物におけるDNA損傷乗り越え複製機構と紫外線感受性 (2007)
  • 著者名/発表者名: 坂本綾子、高橋真哉、中川繭、田中淳、清水喜久雄、鳴海一成
  • 学会等名: 第50回日本放射線影響学会大会
  • 発表場所: 張メッセ国際会議場(千葉市)
• [学会発表] Does Arabidopsis have translesion syntheses? (2007)
  • 著者名/発表者名: M. Nakagawa, A. Sakamoto, S. Takahashi, A. Tanaka and I. Narumi
  • 学会等名: Plant Biology and Botany 2007 Joint Congress
  • 発表場所: Chicago, USA
• [学会発表] Functional analysis of DNA polymerase zeta and REV1 protein in Arabidopsis (2007)
  • 著者名/発表者名: A. Sakamoto, M. Nakagawa, S. Takahashi and A. Tanaka
  • 学会等名: EMBO Workshop "Plant DNA Repair and Recombination"
  • 発表場所: Presqu'ile de Giens, France
• [学会発表] Functional analysis of DNA polymerase zeta and REVl protein in Arabidopsis (2007)
  • 著者名/発表者名: Sakamoto A
  • 学会等名: EMBO Workshop"Plant DNA Repair and Recombination"
  • 発表場所: Presquile de Giens,France
• [学会発表] Does Arabidopsis have translesion syntheses? (2007)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa M
  • 学会等名: Plant Biology and Botany 2007 Joint Congress
  • 発表場所: Chicago,USA
• [学会発表] 高等植物におけるDNA損傷乗り越え複製機構と紫外線感受性 (2007)
  • 著者名/発表者名: 坂本 綾子
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第50回大会
  • 発表場所: 幕張メッセ国際会議場(千葉市)
• [学会発表] シロイヌナズナのDNAポリメラーゼζとREV1蛋白質の解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 坂本 綾子
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜・ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜市)
• [学会発表] シロイヌナズナREV3、 REVI欠損変異体における突然変異頻度の解析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川 繭
  • 学会等名: 第30回日本分子生物学会年会・第80回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜・ヨコハマグランドインターコンチネセタルホテル(横浜市)
• [備考]
  • URL: http://www.taka.jaea.go.jp/rab_div/grr/index_j.html
• [備考]
  • URL: http://www.taka.jaea.go.jp/rab_div/grr/index_j.html
• [備考]
  • URL: http://www.taka.jaea.go.jp/rab_div/grr/index_j.html