研究課題
基盤研究(C)
キナーゼCdk2をコムギ胚芽無細胞タンパク質合成系を用いて大量調製する系を確立し、20種類の安定同位体標識を作成後、各種2次元NMRの測定を行ってHNシグナルの帰属を完了した。次に、Cdk2に基質アナログや阻害剤を作用させて、HNシグナルの変化や動的構造の違いを調べたところ、これらの物質の作用によりX線結晶解析の結果からは得られていなかった立体構造変化や運動性の変化が現れることがわかった。