自然免疫系におけるエンドカンナビノイドシステムの役割の解明

• 研究課題/領域番号: 19570137
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 機能生物化学
• 研究機関: 岩手医科大学
• 研究代表者: 岸本 成史 岩手医科大学, 薬学部, 准教授 (60234217)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: ホルモンと生理活性物質 / エンドカンナビノイドシステム / カンナビノイドCB2受容体 / 2-アラキドノイルグリセロール / ナチュラルキラー細胞 / 自然免疫 / 腫瘍免疫 / 細胞傷害 / Δ^9-テトラヒドロカンナビノール

研究概要

本研究では、ヒトナチュラルキラー細胞のガン細胞に対する細胞傷害活性におけるカンナビノイド受容作動薬や阻害薬の影響について調べることにより、ナチュラルキラー細胞の細胞傷害の機構にエンドカンナビノイドシステムが関与している可能性を示した。さらに、マウスの腫瘍生着モデルに対するCB2受容体阻害薬の影響についても調べ、CB2受容体が少なくともマウスにおける腫瘍免疫において重要な役割を演じている可能性を示した。

研究成果

• [雑誌論文] Effect of glucocorticoid onbrain acetylcholinesterase of developing chick embryos. (2009)
  • 著者名/発表者名: Sumire Yamate, et al.
  • 雑誌名: J. Obstetr. Gynecol. Res. (In press)
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2S, 2'R)-Analogue of LG190178 is a major active isomer (2008)
  • 著者名/発表者名: Hakamata, W., Sato, Y., Okuda, H., Honzawa, S., Saito, N., Kishimoto, S., Tamashita, A., Sugiura, T., Kittaka, A. and Kurihara, M.
  • 雑誌名: Bioorg. Med. Chem. Lett 18 ページ: 120-123
  • 査読あり
• [雑誌論文] 2-Arachidonoylglycerol enhances the phagocytosis of opsonized zymosan by HL-60 cells differentiated into macrophage-like cells (2007)
  • 著者名/発表者名: Gokoh, M., Kishimoto, S., Oka, S. and Sugiura, T.
  • 雑誌名: Biol. Pharm. Bull 30 ページ: 1199-1205
  • NAID: 110006342732
  • 査読あり
• [雑誌論文] Identification of GPR55 as a lysophosphatidylinositol (2007)
  • 著者名/発表者名: Oka, S., Nakajima, K., Yamashita, A., Kishimoto, S. and Sugiura, T.
  • 雑誌名: Biochem. Biophys. Res. Commun 362 ページ: 928-934
  • 査読あり
• [雑誌論文] Identification of GPR55 as a lysophosphatidylinositol receptor. (2007)
  • 著者名/発表者名: Saori Oka, et. al.
  • 雑誌名: Biochem.Biophys.Res.Commun. 362 ページ: 928-934
  • 査読あり
• [雑誌論文] 2-Arachidonoylglycerol enhances the phagocytosis of opsonized zymosan by HL-60 cells differentiated into macrophage-like cells. (2007)
  • 著者名/発表者名: Maiko Gokoh, et. al.
  • 雑誌名: Biol.Pharm.Bull. 30 ページ: 1199-1205
  • 査読あり
• [雑誌論文] (2S,2'R)-Analogue of LG190178 is a major active isomer. (2007)
  • 著者名/発表者名: Wataru Hakamata, et. al.
  • 雑誌名: Bioorg.Med.Chem.Lett. 18 ページ: 120-123
  • 査読あり
• [学会発表] カゼインのトリプシン消化物によるマクロファージ様細胞の活性化機構の細胞内カルシウム応答を指標とした解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 手塚優, 他
  • 学会等名: 日本薬学会129年会
  • 発表場所: 京都国際会館
  • 年月日: 2009-03-26
• [学会発表] 牛乳カゼインによる血球細胞の活性化機構 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岸本成史 他
  • 学会等名: BMB2008
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 2008-12-10
• [学会発表] 牛乳カゼインによるHL-60細胞の活性化機構 (2008)
  • 著者名/発表者名: 手塚優 他
  • 学会等名: 第47回日本薬学会東北支部大会
  • 発表場所: 岩手医科大学
  • 年月日: 2008-10-26
• [学会発表] SMP30欠損マウスにおける光負荷時の水晶体の変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岸本成史 他
  • 学会等名: 第47回日本薬学会東北支部大会
  • 発表場所: 岩手医科大学
  • 年月日: 2008-10-26
• [学会発表] 光負荷によるSMP30ノックアウトマウス水晶体の変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石川陽平 他
  • 学会等名: 第47回日本白内障学会総会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム
  • 年月日: 2008-06-20
• [学会発表] Gタンパク質共役型受容体GPR55の内在性リガンドの同定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡沙織 他
  • 学会等名: 日本薬学会128年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2008-03-27
• [学会発表] イノシトールリン脂質由来のグリセロ脂質メディエーター (2008)
  • 著者名/発表者名: 杉浦隆之 他
  • 学会等名: 日本薬学会128年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2008-03-26
• [学会発表] Gタンパク質共役型受容体GPR55の内在性リガンドの同定 (2007)
  • 著者名/発表者名: 杉浦隆之 他
  • 学会等名: BMB2007
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2007-12-14
• [学会発表] Gタンパク質共役型受容体GPR55の内在性リガンドによるERKの活性化とその意義 (2007)
  • 著者名/発表者名: 岡沙織 他
  • 学会等名: BMB2007
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2007-12-14
• [学会発表] Gタンパク質共役型受容体GPR55の内在性リガンドによる細胞内カルシウムイオン濃度の上昇 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中島圭佑 他
  • 学会等名: BMB2007
  • 発表場所: パシフィコ横浜
  • 年月日: 2007-12-14
• [学会発表] 2-アラキドノイルグリセロールの生合成機構と生理的役割 (2007)
  • 著者名/発表者名: 杉浦隆之 他
  • 学会等名: 第49回日本脂質生化学会
  • 発表場所: 北海道大学学術交流会館
  • 年月日: 2007-06-05