研究課題
基盤研究(C)
脊索動物特有の体の形をつくる遺伝子が,原始的な脊索動物ホヤにおいて機能しているかどうかを調べた。従来,胚発生にレチノイン酸を利用するのは脊椎動物だけと思われていた。本研究では,ホヤ胚においても,レチノイン酸がHox1遺伝子を活性化し,器官形成に貢献することを証明した。また脊索動物の特徴である背側神経管の形づくりに,増殖因子Nodalが必須であることを証明した。Nodalは転写因子Cdxを介して神経管の形づくりを制御することがわかった。
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