研究課題
基盤研究(C)
グルタチオンは植物の様々な生理現象を制御する。グルタチオンによる生理現象の制御機構を明らかにすべく、そのグルタチオンの結合タンパク質のひとつである葉緑体型アルドラーゼに注目し解析を行った。フルクトース-1,6-ビスリン酸アルドラーゼ(FBA)の葉緑体型アイソザイム遺伝子は、シロイヌナズナのゲノム上には3つ存在したが、本研究で対象としたグルタチオン結合型アイソザイムFBA1は、葉の葉緑体型アイソザイムタンパク質の2%程度しか存在せず、従来からカルビン回路酵素として知られてきたアイソザイムFBA2およびFBA3とは、分子系統上離れていた。しかしながら、フルクトース-1,6-ビスリン酸を合成する活性がグルタチオンで向上するFBAアイソザイムは、FBA1だけであり、あり、その変異体は光に対する感受性が高まることが明らかとなった。つまり、本研究によって、従来カルビン回路の酵素とされたアイソザイム以外に、CO2固定回路の重要なアイソザイムが見出された。
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