研究課題/領域番号 |
19580110
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
|
研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
小川 雅広 山口県立大学, 共通教育機構, 教授 (10160772)
|
研究分担者 |
熊丸 敏博 九州大学, 大学院・農学研究科, 准教授 (00284555)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | イネ / 胚乳 / PDI / 突然変異 / MNU / 分子シャペロン / RNAi組換体 / プロテインボデイ / PDI2,3 / RNAi組換え体 |
研究概要 |
イネ胚乳で見出された分子サイズが40kDaの新規プロテインジスルフィドイソメラーゼ(PDI2;3)の生理機能が明らかになった。植物種子に存在する主要なPDI1;1の生理機能は、11Sグロブリンを代表とする貯蔵タンパク質の合成時に形成される分子内S-S結合を触媒することである。一方、新規PDI2;3は、分子内S-S結合形成に対して触媒作用はほとんどなく、分子間S-S結合形成を触媒していることが分かった。イネ胚乳には11Sグロブリン類似タンパク質である酸可溶性のグルテリンとアルコール可溶性のプロラミンが存在しているが、両タンパク質ともS-S結合を形成してそれらの構造を維持している。グルテリンは、PDI1;1の作用で分子内S-S結合形成後、液胞に輸送され、成熟型となる。一方、プロラミンは、小胞体内でプロラミン同士で分子間S-S結合を形成し、プロラミン凝集体を形成し、小胞体内にプロテインボデイとなる。これらプロラミン分子間のS-S結合形成に作用するのが、新規PDI2;3であることが判明した。
|