研究課題/領域番号 |
19580227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 独立行政法人水産総合研究センター |
研究代表者 |
矢田 崇 独立行政法人水産総合研究センター, 中央水産研究所, 室長 (80372043)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 生理 / 遺伝子 / 水産学 / ストレス / 生理学 / 免疫学 |
研究概要 |
免疫系と内分泌系の相互作用は、魚類の健康、特に外傷や炎症後に重要な役割を持つことが考えられる。魚類において浸透圧調節作用ならびに免疫賦活作用を持つことが知られる成長ホルモン(GH)とインスリン様成長因子(IGF)-Iについて、バクテリアのリポ多糖(LPS)投与により誘発された炎症と免疫関連遺伝子の発現に及ぼす影響について研究した。ニジマスに対するLPSの腹腔内投与は、炎症誘発サイトカインである腫瘍壊死因子(TNF)-αとインターロイキン(IL)-Iの、末梢血白血球(PBL)といくつかの組織における発現を増加させ、実験的な炎症の惹起が示唆された。LPSの投与によるサイトカイン遺伝子の発現のピークを追って、PBLにおけるIGF-I mRNA量の有意な上昇が観察された。ニジマスへの相同なIGF-Iの投与は、鰓におけるTNF-・とIL-1mRNA量の増加を引き起こしたが、その他の免疫関連の組織、頭腎または脾臓においては、サイトカイン遺伝子の発現量に有意な変化は見出されなかった。GHならびにIGF-Iの投与は、鰓におけるナトリウム-カリウム-ATPアーゼ・ベータアクチン・サイクリン・カスパーゼ・リゾチームmRNA量を増加させた。GHとIGF-Iは、物理的、浸透圧的、ならびに病気によるストレスに対する適応過程における、免疫系、内分泌系ならびに浸透圧調節システムを橋渡しする重要な因子の候補であることが明らかとなった。
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