研究課題/領域番号 |
19580249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 昌之 京大, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20003147)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2008年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 古紙 / リサイクル / 3Rイニシアティブ / 紙・パルプ産業 / 古紙輸出 / 寡占 / AHP / NEIO |
研究概要 |
本研究の課題は、古紙リサイクルの中心的な経済主体である紙・パルプ産業に焦点をあて、3Rイニシアティブを推進すべく、経済的な観点から、古紙リサイクルシステムとその構造を理論的・実証的に解明したうえ、現在、転換期を迎えつつある当該システムの問題点を摘出することにある。分析の結果、以下の諸点が明らかとなった。 1)NEIOアプローチにより、古紙市場が、紙・パルプ産業の買手寡占的な行動により決定されているか否かを検証した結果、かつては買手寡占的な構造にあったが、現在では完全競争的な構造へと変化したこと、2)古紙輸出が国内の市場に及ぼす影響をシミュレーションした結果、国内の古紙価格は、古紙リサイクルを取り巻く環境の変化、とくに古紙輸出の動向により大きく変化することが判明したが、このことは、我が国古紙リサイクルを推進していく上で、絶えず注視していかなければならないこと、3)製紙メーカーを対象としたアンケート調査を実施し、製紙原料を選択する際の要因をAHPにより分析した結果、古紙の総合評価として、コスト面での優位性が高く評価されたのに対し、白色度、強度、印刷適正等の技術的要因に対する評価は低いこと、等。 以上の分析は、経済理論に立脚した本研究の分析手法の有用性を確証するとともに、古紙の需要主体である製紙メーカーが、経済原則に従って行動していることを実証することができた。 (注)本課題の研究期間は、平成20年度まででしたが、吉田が平成20年3月に京都大学を定年退職するため、前倒しすることにし、別途、「研究成果報告書」をまとめましたことを、付記させて戴きます。
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