• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

病原性エルシニアの腸管感染防御抗原の探索と経口ワクチンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19580354
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用獣医学
研究機関東京農工大学

研究代表者

林谷 秀樹  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (30180988)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワードエルシニア / ワクチン / 感染防御 / 病原性 / 抗原 / 局所免疫
研究概要

平成19年度の研究を通して、人獣共通感染症原因菌として知られる病原性Yersinia (Yersinia enterocoliticaおよびY.pseudotuberculosis)の経口免疫に病原性Yersiniaが共通して産生する菌体外膜タンパクであるYadAが感染防御抗原として関与している可能性が高いと思われたことから、病原性Yersiniaに経口感染したラットにおいて腸管内でYadAに対する特異的なIgA抗体が産生されているかを検討した。4週齢のラットにY.pseudotuberculosisを経口感染させた後、経時的にラットの小腸内容物を採取した。そして菌体から精製したYadAを抗原としてウエスタンブロットを行い、YadAに対する特異的なIgA抗体の産生状況を検討したところ、ラットにおいては菌に経口感染後2週目からYadAに対する特異的なIgA抗体が腸管内に分泌されていることが確認された。さらに、ラットがY.pseudotuberculosisに経口感染したラットは、感染3-4週間目に腸管からの排菌を停止するが、このラットに菌を再び経口投与すると投与菌の腸管定着は阻止される。菌再投与時もラットの腸管内にはYadAに対する特異的なIgA抗体が分泌されていた。これらのことから、ラットにおいては病原性Yersiniaが産生するYadAは、経口免疫の感染防御抗原として重要な役割を果たしていることが明らかになった。なお、YadAを用いた経口ワクチンについて、経口免疫効果を高める適切な担体について、継続して検討中である。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi