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イヌアレルゲンの性状分析を通じてのイヌアレルギーのリスク評価とその制御法開発

研究課題

研究課題/領域番号 19580356
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用獣医学
研究機関国立医薬品食品衛生研究所

研究代表者

鎌田 洋一  国立医薬品食品衛生研究所 (20152837)

研究期間 (年度) 2007 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード獣医公衆衛生 / イヌアレルゲン / タンパク質構造解析 / 二次構浩 / β-sheet構造 / リポカリンファミリー / 円二色性分光法 / X線小角散乱法 / プロスタグランジンD合成酵素 / イヌ / アレルゲン / リポカリン / 脂質結合性 / 酵素阻害 / イヌアレルギー / IgE抗体 / エピトープ / 減感作 / 組換え蛋白質 / 欠失変異体 / 点変異体
研究概要

人と動物が共に生きる社会が広まっている。伴侶動物としての代表の位置にあるイヌが、アレルギーを誘導するものとして、危害を持つか、すなわちイヌアレルギーとしてリスク性を示すか否か検討するために、イヌアレルゲンの構造と機能を詳細に解析した。また、同アレルゲンのIgE抗体反応における交差性を検討した。推定アミノ酸配列から、バイオインフォマティクスの技術を用いてイヌアレルゲンについてモデル構造を解析した。その結果、Can f 1およびCan f 2は、リポカリンファミリー蛋白質に属し、バレル構造とジスルフィド結合というアレルゲン蛋白質がもつ共通の特徴を有していた。X線小角散乱法解析と円偏光二色性分光法から、同蛋白質は球状で、溶液中で単分子として分散する事、推定アミノ酸から計算される分子量と一致する溶液中の分子量を示した。また、β-sheetが豊富な蛋白質であることが明らかになった。アルブミンの交差性について検討した結果、イヌアレルギー患者中にはイヌアルブミン(Can f 3)だけでなく多数の動物種のアルブミンにもIgE抗体を産生しており、アルブミンが広くアレルギーリクス物質である事を明らかにした。

報告書

(4件)
  • 2010 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2009 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (7件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Characterization of dog allergens,Can f1 and Can f2:part 1.2007

    • 著者名/発表者名
      Kamata, Y., et. al.
    • 雑誌名

      Int.Arch.Allergy.Immunol. 142

      ページ: 291-300

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Characterization of dog allergens,Can f1 and Can f2:part 2.2007

    • 著者名/発表者名
      Kamata, Y., et. al.
    • 雑誌名

      Int.Arch.Allergy.Immunol. 142

      ページ: 301-308

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] イヌアレルゲン Can f1および Can f2の構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      田畑瑞毅、宮本裕也、辻裕明、西村重徳、乾隆
    • 学会等名
      第82回日本生化学会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2009-10-21
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] イヌアレルゲンCan f 1およびCan f 2の構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      田畑瑞毅、宮本優也、辻裕明、西村重徳、鎌田洋一、乾隆
    • 学会等名
      第82回日本生化学会
    • 発表場所
      神戸
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] ハムスターアレルゲンの同定とその分子生物学的免疫学的性状2007

    • 著者名/発表者名
      森田 園子, ほか
    • 学会等名
      日本アレルギー学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-11-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] ペットアレルギー:ヒトが動物と強制する際の健康障害2007

    • 著者名/発表者名
      鎌田 洋一
    • 学会等名
      日本獣医学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-04-03
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] ハムスターアレルゲンの同定とその分子生物学的免疫学的性状2007

    • 著者名/発表者名
      森田園子、伊澤淳、額賀優江、新妻知行、鎌田洋一
    • 学会等名
      第57回日本アレルギー学会
    • 発表場所
      横浜
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表] シンポジウム「ペットアレルギー:ヒトが動物と共生する際の健康障害-イヌアレルギーが将来の大問題となる前に-2007

    • 著者名/発表者名
      鎌田洋一
    • 学会等名
      第143回日本獣医学会
    • 発表場所
      筑波
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [学会発表]2007

    • 著者名/発表者名
      鎌田洋一、手塚史章、森田園子、伊澤淳、額賀優江、新妻知行
    • 学会等名
      第144回日本獣医学会
    • 発表場所
      江別
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [産業財産権] イヌアレルギーに対する予防又は治療作用を有するポリペプチド2009

    • 発明者名
      鎌田洋一
    • 権利者名
      鎌田洋一、大阪府立大学
    • 産業財産権番号
      2006-009118
    • 出願年月日
      2009-01-06
    • 取得年月日
      2009-01-06
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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