研究課題/領域番号 |
19590074
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
中川 靖一 北里大学, 薬学部, 教授 (00119603)
|
研究分担者 |
今井 浩孝 北里大学, 大学院・薬学研究科, 准教授 (50255361)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | グルタチオンペルオキシダーゼ / 細胞周期 / サイクリン / RB タンパク質 / グルタチオンペルオキシザーゼ / ガン増殖 / 核小体 / p53 / C23 / グルタチオンペルオキソダーゼ / サイクリンD / CDK / pRb / p16 |
研究概要 |
リン脂質ヒドロペルオキシドグルタチオンペルオキシダーゼ(PHGPx)は脂質ヒドロペルオキシドを直接還元できる細胞内唯一の酵素である。Thymidine同調培養時で核小体型PHGPx高発現株であるN63細胞、N120細胞では、G1期で停止した。核小体型PHGPxによる細胞増殖抑制のメカニズムについて詳細な解析を行った。G1期からS期への移行に必要なRbのSer780のリン酸化は核小体型PHGPx高発現株では、S1細胞と比較して、RbのSer780のリン酸化が抑制されていた。Rbのリン酸化に関わるサイクリンD1-CDK4の発現について検討したところ、CDK4の発現には変化はないが、サイクリンD1のmRNA、およびタンパク質の発現、活性がN63細胞、N120細胞で著しく抑制されていた。サイクリンD1の発現低下のメカニズムについて検討した。 核小体型PHGPx が癌形成を抑制するのかどうかについて検討した。in vitroにおいて、癌細胞で特徴的な足場非依存性増殖能の解析を行ったところ、核小体型PHGPx高発現株のみでコロニー形成が抑制され。そこで次に、ヌードマウスに核小体型PHGPx高発現株を皮下注射し、腫瘍形成能について検討した。その結果、核小体型PHGPx高発現株ではS1細胞に比べて著しく腫瘍形成を抑制した。また、核小体型PHGPxの腫瘍形成抑制能は、癌細胞のThymidineの前処理の有無に関わらず観察された。
|