研究課題
基盤研究(C)
Salacinol(1)は,アーユルベーダ医学で用いられている糖尿病の特効薬物(Salacia reticulata)から単離された極めて強い血糖値上昇抑制(α-グルコシダーゼ阻害)作用を示す化合物である.今回,1の5員環チオ糖部が阻害活性に及ぼす影響を検討するために,1の5員環を開裂した数種のモデル化合物を合成し,そのα-グルコシダーゼ阻害活性を評価した.その結果,いずれのモデル化合物の活性も極めて低くとどまり,強い活性発現には1の5員環チオ糖構造が必須であることが判明した.
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