研究課題/領域番号 |
19590171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
村上 徹 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (10239494)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 発生学 / 形態形成学 / 細胞接着 / 発生・分化 / 脳・神経 / カドヘリン / ゼブラフィッシュ / 菱脳節 / 咽頭弓 / 網膜 / 接着分子 |
研究概要 |
研究代表者および共同研究者(以下、我々)は、ゼブラフィッシュのプロトカドヘリン8サブファミリーの遺伝子を複数クローニングし、ゼブラフィッシュ胚発生におけるそれらの発現と機能を明らかにした。プロトカドヘリン(以下、Pcdh)はカドヘリンファミリーファミリーに属する細胞接着分子で、このうちゲノム上にクラスタを成さない非クラスタ型Pcdhについて、その知見は乏しかった。我々は、非クラスタ型Pcdhのうち、Pcdh8サブファミリーが胚発生で果たす役割について研究した。Pcdh18は、中枢神経系や咽頭弓に発現しており、後脳の分節や咽頭弓の形成に関与していると推定された。Pcdh17、19も中枢神経系に発現していた。Pcdh10aは、眼のレンズに発現していた。以上から、これらPcdhが脳や頭部形成に重要だと推測された。また、Pcdh10aの発現がPcdh10bの発現と著しく異なっていたことから、ゼブラフィッシュの系統発生におけるゲノム重複後の機能的分化の一例と考察された。
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