研究課題/領域番号 |
19590358
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
|
研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
矢澤 卓也 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (50251054)
|
研究分担者 |
奥寺 康司 横浜市立大学, 医学部, 助教 (10326027)
下山田 博明 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60381472)
佐藤 華子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (60438132)
北村 均 横浜市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20094302)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | Egr-1 / 癌遺伝子 / 癌抑制遺伝子 / 癌化 / 肺癌 / エピジェネティクス / プロモーター / VEGF-A / メチレーション / エピジェネティックス / エピジェネティック |
研究概要 |
肺癌細胞にEgr-1を強制発現させることにより、IGFBP-4, IGFBP-2, NGFI-A binding protein-2(NAB2), Vascular Endothelial Growth Factor-A (VEGF-A)が誘導された。それぞれの遺伝子プロモーターに存在するCpGアイランドのメチル化状態について肺癌組織を用いて検討したところ、IGFBP-4遺伝子およびIGFBP-2遺伝子プロモーターのメチル化に伴いその発現が減弱していることが明らかになった。一方、Egr-1, NAB2, VEGF-A遺伝子プロモーターには全くメチル化が認められなかった。更に、VEGF-Aプロモーターの下流域に存在するEgr-1結合サイトにEgr-1が直接結合すること、肺癌細胞におけるVEGF-Aの発現はEgr-1とNAB2の発現バランスにより制御されていることも本研究により明らかになった。以上より、Egr-1により誘導される分子には癌化によるエピジェネティックな変化を受け発現量が変化するもの、及び癌化によるエピジェネティックな影響を全く受けずNAB2との発現バランスにより発現制御されているものが存在することが判明した
|