研究課題/領域番号 |
19590534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
劉 克約 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (40432637)
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研究分担者 |
西堀 正洋 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (50135943)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 脳梗塞 / 抗体治療 / ミクログリア / 血液脳関門 |
研究概要 |
わが国では、脳血管障害は死因上位を占め、有効な治療法開発が望まれて久しい現状である。申請者らは、起炎性の新規活性物質HMGB1に注目し、特異的抗HMGB1単クローン抗体の治療法を開発した。ラット中大脳動脈2時間閉塞再灌流の脳梗塞モデルを用いて、単クローン抗体の治療効果及びメカニズムを検討した。その結果、抗HMGB1単クローン抗体の末梢投与は脳梗塞巣を縮小し、運動麻痺症状を改善し、脳浮腫の進行を止めることが示唆された。虚血側の特定の視床下部領域、特にストレス応答に関連する脳部位で、HMGB1が発現誘導されていることが分かった。これらの知見は、虚血再灌流の脳障害に対する、抗HMGB1単クローン抗体の有効性を強く示唆する。
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