研究課題/領域番号 |
19590564
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
内村 友則 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (20363616)
|
研究分担者 |
丸山 征郎 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20082282)
橋口 照人 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (70250917)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 小胞体ストレス / 酸化ストレス / β2-ミクログロブリン / 蛋白折り畳み異常 / β2-microglobulin / β2mミクログロブリ / ELISA / 臨床検査 |
研究概要 |
In vitroの細胞培養系において、細胞に対する諸ストレス(熱刺激、浸透圧刺激、酸化ストレスなど)負荷により、小胞体ストレスが上昇することを確認した。そのとき、小胞体ストレスの度合いに応じて、細胞表面上に"折れ畳み異常のβ2-ミクログロブリン"の発現の発現上昇がフローサイトメター、immuno-blot法により確認された。 In vivoの系においても、アデニン負荷、あるいは3/4腎摘出による腎不全モデルマウスにおいて小胞体ストレスが上昇していることを確認し、白血球上に折れ畳み異常のβ2-ミクログロブリンの発現上昇がみられた。 さらに透析など臨床の病態下においても、β2-ミクログロブリンの発現上昇を確認した。 これらの観察は、透析など小胞体ストレスの強い病態における疾患の慢性化、動脈硬化、アミロイド蛋白の蓄積などの病態に関与する可能性が示唆され、新たな診断法や治療法の開発に糸口を与えるものと考えられた。
|