循環器疾患発症に関与する心理因子と炎症・代謝異常・自律神経機能についての疫学研究

• 研究課題/領域番号: 19590629
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 公衆衛生学・健康科学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 大平 哲也 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50448031)
• 研究分担者: 磯 博康 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50223053) ; 谷川 武 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (80227214) ; 今野 弘規 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90450923)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: 成人保健 / ストレス / うつ / 炎症 / 代謝異常 / 自律神経 / 自覚的ストレス / うつ症状 / 楽観的思考 / 社会的支援 / 生活習慣 / メタボリックシンドローム / 糖尿病 / 疫学研究

研究概要

心理的因子と生活習慣、炎症、代謝異常、自律神経機能との関連を地域住民・職域にて検討した結果、身体活動が少ないこと、勤務時間が50時間以上/週であること、睡眠時間が6時間未満であることなどが3年後のうつ症状の出現と関連した。また、ストレスフルなライフイベント、怒り、慢性疲労、将来の希望の欠如などの心理的因子は炎症、代謝異常、自律神経機能と関連した。したがって、心理的因子は炎症・代謝異常・自律神経機能を介して循環器疾患のリスクの上昇と関連することが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Associations of psychological distress with cardiovascular disease and its risk factors: the Circulatory Risk in Communities Study(CIRCS) (2010)
  • 著者名/発表者名: Ohira T.
  • 雑誌名: Journal of Epidemiology 20 ページ: 185-191
  • 査読あり
• [雑誌論文] Associations of psychological distress with cardiovascular disease and its risk factors : the Circulatory Risk in Communities Study (CIRCS) (2010)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 雑誌名: Journal of Epidemiology (印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Perceived level of life enjoyment and risks of cardiovascular disease incidence and mortality: The JPHC Study. Circuletion (2009)
  • 著者名/発表者名: Shirai K, Iso H, Ohira T, Ikeda A, Noda H, Honjo K, Inoue M, Tsugane S
  • 雑誌名: Japan Public Health Center-Based Study Group 120 ページ: 956-963
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of habitual alcohol intake on ambulatory blood pressure, heart rate, and its variability among Japanese men (2009)
  • 著者名/発表者名: Ohira T, Tanigawa T, Tabata M, Imano H, Kitamura A, Kiyama M, Sato S, Okamura T, Cui R, Koike KA, Shimamoto T, Iso H.
  • 雑誌名: Hypertension 53 ページ: 13-19
  • 査読あり
• [雑誌論文] Perceived level of life enjoyment and risks of cardiovascular disease incidence and mortality : The JPHC Study (2009)
  • 著者名/発表者名: 白井こころ, 大平哲也, 他
  • 雑誌名: Circulation 120 ページ: 956-963
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effects of habitual alcohol intake on ambulatory blood pressure, heart rate, and its variability among Japanese men. (2009)
  • 著者名/発表者名: Tetsuya Ohira, et al.
  • 雑誌名: Hypertension 53 ページ: 13-19
  • 査読あり
• [雑誌論文] The joint impact of self-reported behaviors of eating quickly and eating until full on overweight: results of a cross sectional survey (2008)
  • 著者名/発表者名: aruyama K, Sato S, Ohira T, Maeda K, Noda H, Kubota Y, Nishimura S, Kitamura A, Kiyama M, Okada T, Imano H, Nakamura M, Ishikawa Y, Kurokawa M, Sasaki S, Iso H. The joint impact of self-report
  • 雑誌名: BMJ 337
  • 査読あり
• [雑誌論文] メタボリックシンドロームの心血管リスク虚血性心疾患vs脳卒中 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也, 磯博康
  • 雑誌名: ebmジャーナル 9 ページ: 14-18
• [雑誌論文] 本邦脂質異常症の現況と脳卒中発症-疫学的検討の変遷- (2008)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也, 磯博康
  • 雑誌名: 生活習慣病と成人病 38 ページ: 134-138
• [雑誌論文] メタボリックシンドローム構成因子に及ぼす肥満と生活習慣の影響についての縦断研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 木山昌彦, 大平哲也, 北村明彦, 今野弘規, 岡田武夫, 佐藤眞一, 前田健次, 中村正和, 石川善紀, 嶋本喬, 野田博之, 磯博康
  • 雑誌名: 厚生の指標 55 ページ: 1-5
  • NAID: 40016374647
  • 査読あり
• [雑誌論文] Associations of psychosocial factors with heart rate and its short-term variability: multi-ethnic study of atherosclerosis (2008)
  • 著者名/発表者名: Ohira T, Diez Roux AV, Prineas RJ, Kizilbash MA, Carnethon MR, Folsom AR
  • 雑誌名: Psychosomatic Medicine 70 ページ: 141-146
  • 査読あり
• [雑誌論文] Longitudinal association of serum carotenoids and tocopherols with hostility: the CARDIA study (2008)
  • 著者名/発表者名: Ohira T, Hozawa A, Iribarren C, Daviglus ML, Matthews KA, Gross MD, Jacobs DR Jr
  • 雑誌名: American Journal of Epidemiology 167 ページ: 42-50
  • 査読あり
• [雑誌論文] メタボリックシンドロームの心血管リスク 虚血性心疾患VS脳卒中. (2008)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也, 他
  • 雑誌名: EBMジャーナル 9 ページ: 14-18
• [雑誌論文] 本邦脂質異常症の現況と脳卒中発症-疫学的検討の変遷- (2008)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也, 他
  • 雑誌名: 生活習慣病と成人病 38 ページ: 134-138
• [雑誌論文] メタボリックシンドローム構成因子に及ぼす肥満と生活習慣の影響についての縦断研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 木山昌彦, 大平哲也, 他
  • 雑誌名: 厚生の指標 55 ページ: 1-5
  • NAID: 40016374647
  • 査読あり
• [雑誌論文] The joint impact of self-reported behaviors of eating quickly and eating until full on overweight : results of a cross sectional survey (2008)
  • 著者名/発表者名: Maruyama K, Ohira T, et al.
  • 雑誌名: BMJ 337
  • 査読あり
• [雑誌論文] Associations of psychosocial factors with heart rate and its short-term variability: the Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis. (2008)
  • 著者名/発表者名: Tetsuya Ohira, et. al.
  • 雑誌名: Psychosomatic Medicine 70 ページ: 141-146
  • 査読あり
• [雑誌論文] Longitudinal association of serum carotenoids and tocopherols with hostility. (2008)
  • 著者名/発表者名: Tetsuya Ohira, et. al.
  • 雑誌名: American Journal of Epidemiology 167 ページ: 42-50
  • 査読あり
• [雑誌論文] 心理的健康の維持・増進のための望ましい生活習慣についての疫学研究 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也, 中村知佳子, 今野弘規, 岡田武夫, 北村明彦, 木山昌彦, 中川裕子, 佐藤眞一, 中村正和, 内藤義彦, 黒川通典, 仲下祐美子, 山本雅代, 亀井和代, 堀井裕子, 嶋本喬
  • 雑誌名: 日本公衆衛生雑誌 54 ページ: 226-235
  • NAID: 10019500395
  • 査読あり
• [雑誌論文] 心理的健康の維持・増進のための望ましい生活習慣についての疫学研究 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也, 他
  • 雑誌名: 日本公衆衛生雑誌 54 ページ: 226-235
  • NAID: 10019500395
  • 査読あり
• [学会発表] "笑い"が将来の心身医学を変える!? (2010)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第49回日本心身医学会九州地方会教育講演
  • 発表場所: 宮崎
  • 年月日: 2010-02-07
• [学会発表] "笑い"が将来の心身医学を変える!? (2010)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第49回日本心身医学会九州地方会
  • 発表場所: 宮崎JAアズムホール
  • 年月日: 2010-02-07
• [学会発表] 睡眠呼吸障害と家庭血圧・心電図との関連についての疫学研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第68回日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 奈良
  • 年月日: 2009-10-21
• [学会発表] 睡眠呼吸障害と家庭血圧・心電図との関連についての疫学研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第68回日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 奈良県文化会館
  • 年月日: 2009-10-21
• [学会発表] 疲労とメタボリックシンドロームとの関連についての疫学研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第50回日本心身医学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-06-06
• [学会発表] 疲労とメタボリックシンドロームとの関連についての疫学研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第50回日本心身医学会総会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム
  • 年月日: 2009-06-06
• [学会発表] 心理的因子と炎症との関連についての疫学研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第67回日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2008-11-05
• [学会発表] Fatigue and metabolic syndrome among Japanese men and women (2008)
  • 著者名/発表者名: Ohira T
  • 学会等名: International Conference on Fatigue Science
  • 発表場所: 沖縄
  • 年月日: 2008-09-04
• [学会発表] Fatigue and metabolic syndrome among Japanese men and women. (2008)
  • 著者名/発表者名: Tetsuya Ohira, et al.
  • 学会等名: International Conference on Fatigue Science
  • 発表場所: Nago, Okinawa
  • 年月日: 2008-09-04
• [学会発表] 笑いの頻度と認知機能の関連についての疫学研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第15回日本笑い学会総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2008-07-13
• [学会発表] 肩こり、腰痛と身体心理的因子・生活習慣との関連についての疫学研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第49回日本心身医学会総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2008-06-12
• [学会発表] 楽観的思考と循環器疾患危険因子との関連についての縦断研究 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第66回日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 松山
  • 年月日: 2007-10-25
• [学会発表] 笑いの頻度とメタボリックシンドローム構成因子との関連についての疫学研究 (2007)
  • 著者名/発表者名: 大平哲也
  • 学会等名: 第48回日本心身医学会総会
  • 発表場所: 福岡
  • 年月日: 2007-05-25