研究課題
基盤研究(C)
ストレス誘発性胃潰瘍では胃粘膜傷害の生ずる前より胃粘膜上皮細胞内の蛋白質変性は始まっており、HSP70アフィニティークロマトグラフィーに結合する200-kDaおよび45-kDaの2種類の蛋白質の高次構造の変化が、ストレスによる胃粘膜傷害のinitial eventであると考えられた。また、そのアミノ酸配列よりこれらの蛋白質はミオシン重鎖およびアクチンであることが明らかになった。これまで、胃粘膜傷害のinitiatorやinitial eventは全く不明であったが、約十数秒の間に変性した蛋白質に結合し、高次構造を正常化するHSPの性質を利用することにより、潰瘍治療の標的と成り得る分子を同定できた。この成果は将来の分子医学的あるいはポストゲノム時代の潰瘍治療の開発に寄与するものと考えられた。
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