研究課題/領域番号 |
19590775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
下田 慎治 九州大学, 大学院・医学研究科, 助教 (30279319)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 免疫学 / 細胞組織 / 臨床 / 肝臓 / 原発性胆汁性肝硬変 / 胆管上皮細胞 / NK細胞 / TLRリガンド / 細胞傷害活性 / ケモカイン |
研究概要 |
生体肝移植時の摘出肝より樹立した胆管上皮細胞株においてCD40、HLA DRの発現はTLRリガンド3刺激で亢進した。またプロテインアレイでサイトカイン、ケモカインの産生を確認した結果、GCP-2、ENA-78、GRO-a、IL-8の産生を自発的に認め、TLRリガンド3で刺激した場合でのみRANTES、MIP-1a、MIP-1b、IP-10の産生亢進を認めた。次に肝臓浸潤リンパ球と自己胆管上皮細胞株を共培養後、胆管上皮細胞株の細胞表面マーカーやサイトカイン、ケモカインの産生を再度検討した。その結果PBCでは対照と比較して有意にCD40、HLA DRの発現亢進を認め、TLRリガンド3で刺激した場合のRANTES、MIP-1a、MIP-1b、IP-10の産生亢進を認めた。 次にIL-2刺激を加えた単核球が自己胆管上皮細胞を標的細胞とした場合に細胞傷害活性を持つことを明らかとした。さらにこの細胞傷害活性が、IL-2に代えて、特定の2つのTLRリガンドを組みあわせた刺激でも代替可能であった。IL-2刺激を加えた末梢単核球分画のうち、イムノビーズでセルソーテイングを行いCD4陽性T細胞、CD8陽性T細胞、NK細胞に分けて検討した結果、CD4陽性T細胞分画には傷害活性がないことが明らかとなった。
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