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視神経脊髄型多発性硬化症における自然免疫異常と再発惹起因子

研究課題

研究課題/領域番号 19590994
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経内科学
研究機関愛媛大学 (2008)
九州大学 (2007)

研究代表者

河野 祐治  愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (20333479)

研究分担者 三野原 元澄  九州大学, 大学病院, 助教 (70398113)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード多発性硬化症 / 自然免疫 / 再発惹起因子 / IL-17 / 好中球
研究概要

まず好中球や好塩基球の正確な分離のための基礎実験として, フローサイトメトリーによる条件の決定を行った. 好塩基球に関しては数が極めて少ないため, CRTH2, CD200R, CD203c, FcεRIαなどを用いて同定, 分離を試みた. その結果, CRTH2は使用した抗体のせいか染色性が極めて不良であったが, 他の抗体, 特に抗FcεRIa抗体を用いたものでは明瞭に他の細胞分画と区別できた. その後の機能解析はうまくいかなかった. 大きな問題は細胞の数および純度であった. この点においては, 本申請期間の終了間際になり, より高精度の血球分離器の導入の目処が立ち, 実験に耐えるだけの細胞数と純度が確保できる可能性が出てきたため, 継続して行く計画としている.
次にTh17細胞の解析に向けた同定と分化誘導のための基礎的研究を進めた. それにはこれまでに行ってきたTNFα, IL-2, IL-4, IFNγ産生細胞の末梢血と髄液での検出系を用いた. しかしIL-17はPMAとイオノマイシンで刺激後でも1%以下の割合でしか検出されていなかった. しかし刺激系をCytostim試薬に変更し, また検出分離系をIL-17 Secretion Assayに変更したところ, IL-17産生細胞を生きたまま分離可能となった. 並行して行った細胞内, 髄液中のサイトカインOS-MSではTh1シフトと, 抗AQP4抗体の有無にかかわらずIL-17, およびその下流に属するIL-8, G-CSF濃度が上昇していることを明らかにした. IL-8は好中球の走化性に, G-CSFは好中球の分化, 成熟に関与しており, 視神経脊髄型多発性硬化症では, 通常型多発性硬化症とは異なった自然免疫異常の存在が示唆された.

報告書

(3件)
  • 2008 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 抗aquaporin-4(AQP4)抗体陽性例におけるT細胞内サイトカイン, 脳脊髄液柱サイトカインの動向2009

    • 著者名/発表者名
      松下拓也, 磯部紀子, 松岡健, 三野原元澄, 河野祐治, 吉良潤一
    • 学会等名
      第21回神経免疫学会学術集会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2009-03-12
    • 関連する報告書
      2008 研究成果報告書
  • [学会発表] 抗aquaporin-4 (AQP4)抗体陽性例におけるT臍オブ内サイトカイン, 脳脊髄液柱サイトカインの動向2009

    • 著者名/発表者名
      松下拓也, 磯部紀子, 松岡健, 三野原元澄, 河野祐治, 吉良潤一
    • 学会等名
      第21回神経免疫学会学術集会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2009-03-12
    • 関連する報告書
      2008 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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