研究課題/領域番号 |
19590998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
本村 政勝 長崎大学, 大学院・医歯薬学統合研究科, 講師 (70244093)
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研究分担者 |
江口 勝美 長崎大学, 大学院・医歯薬学統合研究科, 教授 (30128160)
福留 隆泰 長崎大学, 大学院・医歯薬学統合研究科, 准教授 (30380976)
吉村 俊朗 長崎大学, 大学院・医歯薬学統合研究科, 教授 (80182822)
中野 治郎 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (20380834)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 筋特異的チロシンキナーゼ(MuSK) / アセチルコリン受容体(AChR) / Dok-7 / 重症筋無力症 / 運動終板 / ラット / 電子顕微鏡 / 自己抗体 / 抗体 |
研究概要 |
今回の実験では、ラットを用いており、抗MuSK抗体のサブクラスを決定するためのモノクロナル抗体が無く、抗MuSK抗体のサブクラスを解析することは、技術的に困難であった。免疫動物実験では、MuSK免疫ラットでは、明らかな筋力低下症状ははっきりしなかった。抗MuSK抗体価は、コントロール免疫群と比較して、有意に上昇した。抗MuSK抗体陽性ラットの四肢筋の神経筋接合部では、運動終板のAChR・MuSK量が共に減少しており、運動終板の形態学的異常が高頻度に認められた。また、補体の沈着を証明することが出来なかった。電子顕微鏡による微細構造で、運動終板破壊像はみられなかった。以上の結果は、このモデルの抗MuSK抗体は運動終板に対して病原性を示しており、抗MuSK抗体陽性MGの発症機序を考慮する上で重要である。
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