研究課題/領域番号 |
19591024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 財団法人東京都医学研究機構 |
研究代表者 |
新井 哲明 財団法人東京都医学研究機構, 東京都精神医学総合研究所, 主任研究員 (90291145)
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研究分担者 |
長谷川 成人 東京都精神医学総合研究所, 副参研究員 (10251232)
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連携研究者 |
長谷川 成人 財団法人東京都医学研究機構, 東京都精神医学総合研究所, 副参事研究員 (10251232)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 封入体 / 神経変性疾患 / 認知症 / 運動障害 / リン酸化 / 人格変化 |
研究概要 |
TDP-43は、前頭側頭葉変性症(FTLD-U)および筋萎縮性側索硬化症(ALS)の特徴的病理所見であるユビキチン陽性封入体の主要構成蛋白である。細胞内に蓄積したTDP-43はリン酸化および断片化されている。我々は、リン酸化TDP-43特異抗体の作製に成功し、蓄積TDP-43のC末端側のリン酸化部位を同定した。さらに、これらの抗体を用いた解析により、断片化のパターンはFTLD-UのTDP-43病理サブタイプによって異なること、リン酸化および断片化したTDP-43の蓄積は、アルツハイマー病やレビー小体型認知症などの他の多くの認知症性疾患においても生じることを見出した。以上から、TDP-43の異常は広く神経変性に関与している可能性が高い。さらに、TDP-43凝集体を形成する細胞モデルを構築し、TDP-43の断片化が蓄積を促進する要因の一つであることを明らかにした。
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