研究課題/領域番号 |
19591152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
堤 明人 筑波大, 人間総合科学研究科, 助教授 (60250453)
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研究分担者 |
住田 孝之 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (00183054)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 腫瘍壊死因子α / 転写後調節 / トリステトラプロリン / Butyrate response factor 1 |
研究概要 |
1)RA患者末梢血単核球におけるTTP,TIA-1,HuR遺伝子発現。TTP,TIA-1,HuR遺伝子の生物製剤投与前後での変動と生物製剤有効性との間には明らかな関係はみられなかったが、ACR50%を達成した症例で投与前TIA-1/HuRがACR20を達成できなかった症例より高い傾向が見られた。 2)関節リウマチ(RA)患者の末梢血単核球および関節滑膜組織におけるBRF-1遺伝子発現。末梢血単核球での発現はRA患者と健常人間で差はみられなかったが、関節滑膜ではRA患者において変形関節症患者よりむしろ発現が低い傾向が見られた。RA患者末梢血単核球においてBRF-1遺伝子発現とTNFα遺伝子発現との間には有意な正の相関がみられ、RA患者のTNFα産生制御機構においてBRF-1が何らかの役割を果たしている可能性が示された。 3)TTP遺伝子プロモーター領域(-194G/A)に存在する一塩基多型の検討。アリール頻度は健常人、RA患者間で有意な差は認めなかった。RA患者155名における検討では遺伝子型GGの患者でやや病勢が強い傾向を認めた。この遺伝子多型を含むプロモーター領域をクローニングし、プロモーター活性を比較したところ、Gアリールを含むプロモーター領域はAアリールのものより有意にプロモーター活性が低く、臨床データよりの予測と一致する結果であった。 4)RA患者におけるIL-17遺伝子発現とTTP及び関連遺伝子発現との関連の解析。IL-17遺伝子発現は関節滑膜ではRA患者と変形性関節症患者でほぼ同等であったが、末梢血単核球ではRA患者で健常人より有意に高度であった。生物製剤投与前の末梢血単核球IL-17遺伝子発現と生物製剤有効性とのあいだに明らかな関連は見られなかったが、IL-17/TNFα遺伝子発現比が低い患者では投与開始2週におけるDAS28の改善度が高い傾向が見られた。
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