冠動脈開口部の発生機序および心臓外に由来する細胞の役割解明

• 研究課題/領域番号: 19591203
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 小児科学
• 研究機関: 滋賀医科大学
• 研究代表者: 中川 雅生 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (40188909)
• 研究分担者: 藤野 英俊 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40209078)
• 連携研究者: 今中 恭子 (吉田 恭子) 三重大学, 医学部, 准教授 (00242967)
• 研究協力者: 花戸 貴司 ; 黄瀬 一慶 ; 西島 節子 ; 渡邊 格子
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2007年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 発生・分化 / 細胞・組織 / 動物 / 循環器・高血圧 / 心外膜前駆細胞(PEO) / 心臓神経堤細胞(cNCC) / 胚 / 冠動脈発生 / 培養 / 血管内皮細胞 / 心蔵神経堤細月包(cNCC) / 第二次心臓形成領域(SHF) / ニワトリ胚

研究概要

冠動脈の大動脈近位部発生、特に大動脈への開口の過程と関与する細胞や接着分子について検討した。動脈幹分割や大血管の弁形成に関与する神経堤細胞や右心室流出路形成に関与する二次的心臓前駆細胞はこの過程に直接関与せず、心外膜前駆細胞から分化し大動脈周囲に形成される冠動脈原基と大動脈内皮との間の直接的なシグナル交換により冠動脈口が形成されることが示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] 小児不整脈に対する抗不整脈薬適応外使用の現状 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川雅生
  • 雑誌名: CLINICIAN(クリニシアン) 55 ページ: 1106-1110
  • 査読あり
• [雑誌論文] 急性期の冠動脈拡大病変が軽度であったにもかかわらず右冠動脈の閉塞をきたした川崎病既往の1例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 柴田昌美、古川央樹、藤野英俊、中川雅生、竹内義博、岡本暢彦
  • 雑誌名: Progress in Medicine 28 ページ: 1683-1686
• [雑誌論文] 急性期の冠動脈拡大病変が軽度であったにもかかわらず右冠動脈の閉塞をきたした川崎病既往の1例 (2008)
  • 著者名/発表者名: 柴田昌美
  • 雑誌名: Progress in Medicine 28 ページ: 1683-1686
• [雑誌論文] Germline gain-of-functionmutations in RAF1 cause Noonan syndrome (2007)
  • 著者名/発表者名: Razzaque MA, Nishizawa T, Komoike Y, Yagi H, Furutani M, Amo R, KamisagoM, Momma K, Katayama H, Nakagawa M, Fujiwara Y, Matsushima M, Mizuno K, Tokuyama M, Hirota H, Muneuchi J, Higashinakagawa T, Matsuoka R
  • 雑誌名: Nature Genetics 39 ページ: 1013-1017
  • 査読あり
• [雑誌論文] 肺高血圧症へのsildenafil 治療に関する使用実態調査結果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 佐地勉、中川雅生
  • 雑誌名: 日本小児循環器学会雑誌 25 ページ: 75-76
  • 査読あり
• [雑誌論文] 学校心臓検診で看過されtorsade de pointesで発症した先天性QT延長症候群の1例 (2007)
  • 著者名/発表者名: 伊藤英介、宗村純平、赤堀史絵、藤野英俊、中川雅生、竹内義博、松井克之、岡本暢彦
  • 雑誌名: 心臓 39 ページ: 661-666
  • 査読あり
• [雑誌論文] Germline gain-of-function mutations in RAF1 cause Noonan syndrome (2007)
  • 著者名/発表者名: Razzaque MA, et. al.
  • 雑誌名: Nat Genet 39 ページ: 1013-1017
  • 査読あり
• [雑誌論文] 学校心臓検診で看過されtorsade de pointesで発症した先天性QT延長症候群の1例 (2007)
  • 著者名/発表者名: 伊藤 英介
  • 雑誌名: 心臓 39 ページ: 661-666
  • 査読あり
• [雑誌論文] 肺高血圧症へのsildenafil治療に関する使用実態調査結果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 佐地 勉
  • 雑誌名: 日小循誌 23 ページ: 75-76
  • 査読あり
• [学会発表] 左心房近傍の肺静脈発生に関する検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 花戸貴司、星野真介、黄瀬一慶、西島節子、藤野英俊、中川雅生
  • 学会等名: 第11回小児心血管分子医学研究会
  • 発表場所: 郡山
  • 年月日: 2008-07-03
• [学会発表] マウス冠動脈発生過程における血管内皮マーカーの発現 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川雅生
  • 学会等名: 第44回日本小児循環器学会総会
  • 発表場所: 郡山市
  • 年月日: 2008-07-02
• [学会発表] 心臓血管発生-先天性心疾患予防は可能か? (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川雅生
  • 学会等名: 第44回日本小児循環器学会総会
  • 発表場所: 郡山市
  • 年月日: 2008-07-02
• [学会発表] 左心房近傍の肺静脈発生に関する検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川雅生
  • 学会等名: 第11回小児心血管分子医学研究会
  • 発表場所: 郡山市
  • 年月日: 2008-07-02
• [学会発表] マウス冠動脈発生過程における血管内皮マーカーの発現値、「心臓血管発生 : 先天性心疾患予防へ向けて」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 花戸貴司、中川雅生、竹内義博、今中-吉田恭子
  • 学会等名: 第44回日本小児循環器学会総会
  • 発表場所: 郡山
• [学会発表] 心臓血管発生-先天性心疾患予防は可能か?「心臓血管発生 : 先天性心疾患予防へ向けて」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山岸敬幸、中川雅生
  • 学会等名: 第44回日本小児循環器学会総会
  • 発表場所: 郡山
• [学会発表] 左心房近傍の肺静脈発生に関する検討-成長因子の関与について- (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川 雅生
  • 学会等名: 第43回日本小児循環器学会総会・学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2007-07-04
• [学会発表] 左心房近傍の肺静脈発生に関する検討-成長因子の関与について- (2007)
  • 著者名/発表者名: 黄瀬一慶無、花戸貴司、西島節子、藤野英俊、中川雅生
  • 学会等名: 第43回日本小児循環器学会総会
  • 発表場所: 東京
• [図書] 冠動脈奇形(竹村司編) (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川雅生、講義録小児科学、佐地勉、有阪治、大澤真木子、近藤直実
  • 出版者: メジカルビュー社(東京)
• [図書] 講義録小児科学 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中川雅生
  • 総ページ数: 789
  • 出版者: メデイカルビュー社(東京)
• [図書] 、冠動脈の発生・生理と病態(白石公編) (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川雅生、臨床心臓発生学、山岸敬幸
  • 出版者: メジカルビュー社(東京)
• [図書] Strong association betweensingle-gene etiology and theintrauterine environment. FutureAspects of Medical Sciences andEducation(Nadal-Ginard B. and Takakura K. eds) (2007)
  • 著者名/発表者名: Matsuoka R, Minamisawa S,Akimoto K, Ichida F, Ohta Y, OgataS, Ono Y, Oyama K, Kuroe K,Kosaka K, Satomi G, Joo K, SeguchiM, Takahashi E, Nakagawa M,Haneda N, Baba K, Fukushige J,Furutani Y, Maeda J, Murai T, MoriK, Yoshinaga M, Yamagishi H, Ando M
  • 出版者: International Research and Educational Institutefor Integrated Medical Science(IREIIMS),(Tokyo)
• [図書] 臨床心臓発生学 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川 雅生
  • 総ページ数: 227
  • 出版者: メジカルビュー社
• [図書] Future Aspects of Medical Sciences and Education (2007)
  • 著者名/発表者名: Matsuoka Rumiko
  • 総ページ数: 193
  • 出版者: International Research and Educational Institute for Integrated Medical Science(IREIIMS)
• [図書] 講義録小児科学 (2007)
  • 著者名/発表者名: 中川 雅生
  • 総ページ数: 789
  • 出版者: メジカルビュー社