研究課題/領域番号 |
19591208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
中江 良子 徳島大, 助手 (80127844)
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研究分担者 |
二川 健 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20263824)
平坂 勝也 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (70432747)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 病理学 / 筋ジストロフィー / カテキン / 薬物治療 / mdxマウス |
研究概要 |
Duchenne型筋ジストロフィー(DMD)はジストロフィン欠損を原因とするヒトの重篤な遺伝病である。私共は、ジストロフィン欠損骨格筋において酸化ストレスが健常筋に比べて亢進していることを以前に報告した。エピガロカテキンガレート(EGCG)は緑茶に含まれる主要カテキンであり、抗酸化能を有する。EGCGを筋ジストロフィーモデルであるmdxマウスへ出生翌日より8週間皮下投与すると、その発病を遅らせ、症状を軽減させることを私共は最近発見した(2006)。EGCGのDMD患者への臨床試験(治験)の認可を目標に、本年度はEGCGの最も有効な投与ルートを見出すために1-4の実験を行った。 1.3週齢のmdxマウスと健常マウスにEGCG又は生理食塩水を5週間皮下注射した。 2.8週齢のmdxマウスと健常マウスにEGCG又は生理食塩水を5週間皮下注射した。 3.投与期間中にマウスの自発的運動量及び筋損傷の指標となる血清クレアチンキナーゼ活性を測定した。 4.投与完了後、種々の骨格筋及び血液をマウスより採取した。これらのサンプルの分析については継続の予定。 1-3の解析により、EGCGの投与開始時期、3週齢又は5週齢はEGCGの筋ジス改善効果を期待するには遅いことが判明した。確実な結果を得るためには、上記4の検査結果や、さらにマウスの症例数を増やして再実験することが望まれるが、mdxマウスの筋ジスの抑制には、発症時期(2-3週齢)以前の生後直後よりEGCGを投与する必要があることが示唆された。このような基礎実験の結果は、臨床試験の成功に導く布石となるため重要である。
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