配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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研究概要 |
BCG ワクチン接種により,抗原性を発揮する。その中で菌体成分であるAhpCに対する抗体が産生される。さらにAhpC と相同性のある抗原をもつ外来菌による感染,あるいは常在菌などによる持続的な刺激が,いわばブースター効果となり、AhpC に対する抗体が過剰に産生された状態になる。その時、皮膚内で生きているBCG 菌に対し、生体内免疫細胞が集合し、臨床的にはBCG 接種部位の発赤腫脹という状態を呈し,同時にAhpC と高い相同性のある血管内皮抗原であるペルオキシレドキシンIIに自己免疫的反応が生じ,全身性血管炎,高サイトカイン血症へ伸展し,川崎病の臨床症状が完成すると仮定した。そこで今回ペルオキシレドキシンII-ノックアウトマウスを用いて分子相同仮説を検証した。今回のモデル動物は、分子相同仮説機序に基づく冠動脈炎モデルと考えることができる。
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