• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

睡眠サイクルと硫酸マグネシウムの胎児圧受容体反射への影響-羊胎仔慢性実験モデル-

研究課題

研究課題/領域番号 19591284
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

藤森 敬也  福島県立医大, 医学部, 講師 (80285030)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード羊胎仔 / 硫酸マグネシウム / 圧受容体反射 / 睡眠サイクル / 変動一過性徐脈
研究概要

【目的】妊娠高血圧症候群や切迫早産症例の発育遅延胎児に硫酸マグネシウムが投与されていることを想定し、硫酸マグネシウムが一過性徐脈出現に与える影響について、妊娠羊胎仔実験モデルを使用して観察することを目的とする。
【方法】妊娠125日の妊娠羊2頭に対し、慢性羊胎仔実験モデルを作成。作成4日後に実験を開始した。硫酸マグネシウムを与えた(Mg)群(270 mg/kg推定体重を30分間投与後80 mg/kg/時を6時間投与)とコントロール群(生理食塩水)とに分けて検討した。Baroreceptor reflex (BR)の観察は、pherinephrine 5〜7.5μgを羊胎仔の外頚静脈より、10分間隔で5〜6回投与し、投与後の平均動脈血圧の変動(ΔMAP)および心拍数の変動(ΔFHR)をポリグラフにて記録した。その時の胎仔脳波・呼吸様運動により胎仔睡眠サイクルをactive state(AS)とsleep state(SS)とに分けてΔFHR/ΔMAP (BR)を算出し検討した。
【結果】胎仔血中Mgは、Mg群で0時間後;2.3mEq/mL,3時間後;4.9mEq/mL、6時間後;5.3mEq/mLであった。BRはASでは3.2,4.3,3.5、SSでは5.2,2.7,2.3と変化した(それぞれ平均値)。
【考察】胎仔高Mg血症において、BRはASではあまり影響を受けないが、SSでは干渉を受ける可能性が示唆された。胎仔sleep stateでは、変動一過性徐脈の出現が高Mg血症により修飾される可能性が示唆された。今後、症例数を増やして再検討する。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi