研究課題/領域番号 |
19591429
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
山田 惠 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (80315960)
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研究分担者 |
西村 恒彦 京都府立医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70237733)
酒井 晃二 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 助教 (20379027)
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連携研究者 |
酒井 晃二 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教 (20379027)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 交差線維 / 神経機能 / magnetic resonance imaging / 拡散強調画像 / 拡散異方性 / fiber tracking / tractography / fractional anisotropy |
研究概要 |
近年の磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging : MRI)の発達により拡散強調画像 (diffusion-weighted image ; DWI)を用いた神経線維の走行を描出することが可能となった[Mori S, et al.Ann Neurol 1999]。この手法はfiber trackingやtractographyと呼ばれ臨床応用が進んでいる。しかし,この手法には限界があり、交差線維を乗り越えて神経繊維路の追跡できないことが知られている。このため、この手法で描出される神経線維はあくまでも、全体の一部であることに注意する必要があった。本研究はこのようなtractographyの限界を克服するために計画されたものである。 本研究で試みられたのは従来のsingle-tensor modelのtractographyとは異なるmulti-tensor tractographyの導入[Frank, MRM 2002]である。これにより上記のような交差線維部での追跡エラーの解決が確認された。またb factorを上昇させることにより交差線維の描出が改善することが過去の検討で論証されていたが,我々の検討においてはb factorが1000~3000の間では描出能にさほどの変化がないことが判明した[Akazawa et al, Neuroradiology in press 2010]。
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