生体肝移植過少グラフト克服に対する先進的探究:自己生体幹細胞由来細胞移植の応用

• 研究課題/領域番号: 19591471
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 外科学一般
• 研究機関: 群馬大学
• 研究代表者: 加藤 広行 群馬大学, 医学部, 講師 (70224532)
• 研究分担者: 桑野 博行 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90186560) ; 浅尾 高行 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (40212469) ; 鈴木 秀樹 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (20322018)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2008年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 生体肝移植 / 過少グラフト / 脂肪肝グラフト / 骨髄幹細胞移植 / 血行再建 / 多価不飽和脂肪酸 / 肝虚血再灌流 / 肝切除モデル / 肝血管遮断モデル / 生体部分肝移植 / 過小グラフト障害 / 自己幹細胞由来細胞移植 / ActinA / BMP-4

研究概要

過少グラフトや脂肪肝グラフトによる肝移植時の肝細胞不足を補うべく、ラットの肝移植モデル・脂肪肝モデルでの検討を行った。ラット骨髄幹細胞を分離し、肝特異細胞への分化誘導を試みたが、現段階では肝細胞への分化誘導を確認できなかった。肝血管遮断モデルでは脂肪肝ラットを肝動脈・門脈同時再潅流群、肝動脈あるいは門脈をそれぞれ先行して再潅流する群の3群で比較を行ったところ、肝動脈先行再潅流群で肝機能の有意な改善を認めた。また、多価不飽和脂肪酸を摂取した場合に脂肪肝ラットにおける肝機能の改善を認めた。これらの結果より肝移植時において血行再建の工夫や栄養療法の併用により更なる肝細胞不足や肝機能の改善法究明へとつながった。

研究成果

• [雑誌論文] The additional value of integrated PET/CT over PET in initial lymph node staging of esophageal cancer (2008)
  • 著者名/発表者名: Kato H, Kimura H, Nakajima M, Sakai M, Sano A, Tanaka N, Inose T, Faried A, Saito K, Ieta K, Sohda M, Fukai Y, Miyazaki T, Masuda N, Fukuchi M, Ojima H, Tsukada K, Oriuchi N, Endo K, Kuwano H
  • 雑誌名: Oncol Rep.Oct 20(4) ページ: 857-62
  • 査読あり
• [雑誌論文] The additional value of integrated PET/CT over PET in initial lymph node staging of esophageal cancer (2008)
  • 著者名/発表者名: Kato H, Kimura H, Nakajima M
  • 雑誌名: Oncol Rep. 20(4) ページ: 857-862
  • 査読あり
• [雑誌論文] The effect of hyperbaric oxygen treatment on postoperative morbidity of left lobe donor in living donor adult liver transplantation. (2008)
  • 著者名/発表者名: Suehiro T. Suehiro T, Shimura T,
  • 雑誌名: Hepatogastroenterology 55(84) ページ: 1014-1019
  • 査読あり
• [雑誌論文] Is an elderly recipient a risk for living donor adult liver transplantation? (2008)
  • 著者名/発表者名: Suehiro T, Shimada M, Kishikawa K,
  • 雑誌名: Hepatogastroenterology 55(82-83) ページ: 653-656
  • 査読あり
• [雑誌論文] Ojima H., Tsukada K., Kuwano H. : Surgical Treatment for Esophageal Cancer (2007)
  • 著者名/発表者名: Kato H., Fukuchi M., Miyazaki T., Nakajima M., Tanaka N., Inose T., Kimura H., Faried A., Saito K., Sohda M., Fukai Y., Masuda N., Manda R.
  • 雑誌名: Dig.Surg Vol.24 ページ: 88-95
  • 査読あり
• [雑誌論文] Videofluoroscopic Evaluation in Oropharyngeal Swallowing after Radical Esophagectomy with Lymphadenectomy for Esophageal Cancer (2007)
  • 著者名/発表者名: Kato H., Miyazaki T., Sakai M., Sano A., Tanaka N., Kimura H., Inose T., Faried A., Saito K., Sohda M., Nakajima M., Fukai Y., Masuda N., Fukuchi M., Manda R., Ojima sukada K., Kuwano H.
  • 雑誌名: Anticancer Research 27 ページ: 4249-4254
  • 査読あり
• [雑誌論文] Endoscopic Clips Prevent Self-expandableMetallic Stent (2007)
  • 著者名/発表者名: Kato H., Fukuchi M., Miyazaki T., Manda R., Faried A., Takita J., Nakajima M., Dohda M., Fukai Y., Masuda N., Tsukada K., Kuwano H.
  • 雑誌名: MigrationHepato-Gastroenterology Vol.77,No.54 ページ: 1388-1390
  • 査読あり
• [雑誌論文] Prediction of response to definitive chemoradiotherapy in esophageal cancer using positron emission tomography (2007)
  • 著者名/発表者名: Kato H, Fukuchi M, Miyazaki T, Nakajima M, Tanaka N, Inose T, Kimura H, Faried A, Saito K, Sohda M, Fukai Y, Masuda N, Manda R, Ojima H, Tsukada K, Oriuchi N, Endo K, Nonaka T, Shioya M, Ishikawa H, Sakurai H, Nakano T, Kuwano H
  • 雑誌名: Anticancer Res 27(4C) ページ: 2627-33
  • 査読あり
• [雑誌論文] 【Up-to-Date外科医のための創傷治癒】消化管吻合と創傷治癒(解説/特集/抄録あり) (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤 広行, 斉藤 加奈, 安藤 裕之, 桑野 博行
  • 雑誌名: 臨床外科(0386-9857) 62-12 ページ: 1529-1533
  • 査読あり
• [雑誌論文] Ariticancer effects of gallic acid isolated from Indonesian herbal medicine,Phaleria macrocarpa(Scheff)Boerl,on human cancer cell lines (2007)
  • 著者名/発表者名: Faried A, Kmmla D, Faried LS, Usman N, Miyazaki T, Kato H, Kuwano H.
  • 雑誌名: Int J Oncol 30(3) ページ: 605-613
  • 査読あり
• [雑誌論文] Chemically synthesized sugarrcholestanols possess a preferentialanticancer activity involving promising therapeutic potential againsthuman esophageal cancer (2007)
  • 著者名/発表者名: Faried A, Farled LS, Nakagawa T, Yamauchi T, Kitani M, Sasabe H, Nishimura T, Usman N, Kato H, Asao T, Kuwano H, Yazawa S.
  • 雑誌名: Cancer Sci 98(9) ページ: 1358-1367
  • 査読あり
• [雑誌論文] 外来がん化学療法のリスクマネジメント (2007)
  • 著者名/発表者名: 堤 荘一, 浅尾 高行, 桑野 博行
  • 雑誌名: 臨床外科.62(5) 62(5) ページ: 613-617
  • 査読あり
• [学会発表] WP1-3 Laparoscopic heller myotomy plusdor fundoplication for achalasia (2008)
  • 著者名/発表者名: Kato H, Inose T, Sakai M, Sano ,Tanaka N, Sohda M, Nakajima M, Fukai Y, Miyazaki T, Masuda N, Fukuchi M, Kuwano H
  • 学会等名: 11th World Congress of Endcscopic Surgery
  • 発表場所: Yokohama
• [学会発表] ポスターセッション1食道1 : 良性(1)「食道アカラシアに対する腹腔鏡下手術症例の検討」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、猪瀬崇徳、酒井真、佐野彰彦、田中成岳、宗田真、中島政信、深井康幸、宮崎達也、増田典弘、福地稔、桑野博行
  • 学会等名: 第21回日本内視鏡外科学会総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜 横浜
• [学会発表] 桑野博行 : シンポジウム10「高度進行食道癌に対する術前療法とPET検査による効果判定の意義」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、中島政信、家田敬輔、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、宗田真、宮崎達也、福地稔、村田真澄、野中哲生、桜井英幸、中野隆史
  • 学会等名: 第62回日本食道学会学術集会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] シンポジウム10「Neoadjuvant therapyの功罪」 高度進行食道癌に対する術前療法とPET検査による効果判定の意義 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、中島政信、家田敬輔、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、宗田真、宮崎達也、福地稔、村田真澄、野中哲生、桜井英幸、中野隆史、桑野博行
  • 学会等名: 第62回日本食道学会学術集会
  • 発表場所: 都市センターホテル 東京
• [学会発表] パネルディスカッション(4)「食道癌根治治療における化学放射線療法と食道切除術の位置づけ」食道癌に対する手術療法と化学放射線療法の位置付け (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、家田敬輔、宗田真、中島政信、深井康幸、宮崎達也、増田典弘、萬田緑平、福地稔、塚田勝彦、村田真澄、野中哲生、石川仁、桜井英幸、中野隆史、桑野博行
  • 学会等名: 第108回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 長崎
• [学会発表] 一般演題「食道癌に対する再発形式とその治療戦略について」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真佐、野彰彦、斎藤加奈、家田敬輔、宗田真、中島政信、深井康幸、宮崎達也、増田典弘、福地稔、塚田勝彦、桑野博行
  • 学会等名: 第4回日本消化管学会総会学術集会
  • 発表場所: (グランキューブ大阪(大阪国際会議場) 大阪
• [学会発表] 食道癌に対する再発形式とその治療戦略について (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、斎藤加奈、家田敬輔、宗田真、中島政信、深井康幸、宮崎達也、増田典弘、福地稔、塚田勝彦、桑野博行
  • 学会等名: 第4回日本消化管学会総会学術集会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] ワークショップ2「食道切除後の嚥下機能の評価」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、宮崎達也、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、平井英子、酒井真、佐野彰彦、斎藤加奈、家田敬輔、宗田真、中島政信、深井康幸、増田典弘、萬田緑平、福地稔、尾島仁、塚田勝彦、桑野博行
  • 学会等名: 第59回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会
  • 発表場所: 群馬県民会館 前橋市
• [学会発表] ワークショップ「再発食道癌に対するPET検査の診断能とその治療について」 (2008)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、家田敬輔、中島政信、宮崎達也、福地稔、桑野博行
  • 学会等名: 第45回日本癌治療学会総会
  • 発表場所: 国立京都国際会館 京都市
• [学会発表] 再発食道癌に対するPET検査の有用性 (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、斎藤加奈、家田敬輔、中島政信、桑野博行
  • 学会等名: 第43回群馬県核医学研究会
  • 発表場所: 前橋
  • 年月日: 2007-06-30
• [学会発表] ワークショップ2「食道切除後の嚥下機能の評価」 (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、宮崎達也、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、平井英子、酒井真、佐野彰彦、斎藤加奈、家田敬輔、宗田真、中島政信、深井康幸、増田典弘、萬田緑平、福地稔、尾嶋仁、塚田勝彦、桑野博行
  • 学会等名: 第62回日本消化器外科学会定期学術総会
  • 発表場所: 京王プラザホテル 東京
• [学会発表] 一般口演 食道癌 画像診断 「食道癌診療におけるPET/CT検査の意義-特にPET検査およびCT検査と比較して」 (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、斎藤加奈、家田敬輔、中島政信、宮崎達也、福地稔、桑野博行
  • 学会等名: 第62回日本消化器外科学会定期学術総会
  • 発表場所: 京王プラザホテル 東京
• [学会発表] 口演 食道 診断「食道癌手術におけるリンパ節転移診断とその郭清術の意義」 (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、中島政信、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、猪瀬崇徳、家田敬輔、宮崎達也、福地稔、桑野博行
  • 学会等名: 第63回日本消化器外科学会学術集会
  • 発表場所: ロイトン札幌 札幌
• [学会発表] シンポジウム4「再発食道癌治療成績は向上したか」再発食道癌に対する早期診断とその治療戦略について (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、酒井真、佐野彰彦、斎藤加奈、宗田真、中島政信、深井康幸、宮崎達也、増田典弘、萬田緑平、福地稔、桑野博行
  • 学会等名: 第61回日本食道学会学術集会
  • 発表場所: パシフィコ横浜 横浜
• [学会発表] デジタルポスターセッション「食道(診断)」消化器癌診療におけるPET検査の臨床的意義について-特に食道がん診療を中心に- (2007)
  • 著者名/発表者名: 加藤広行、木村仁、猪瀬崇徳、田中成岳、宗田真、中島政信、宮崎達也、増田典弘、萬田緑平、福地稔、塚田勝彦、桑野博行
  • 学会等名: 第107回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: リーガロイヤルホテル大阪 大阪
• [学会発表] 胆石症を合併した肝細胞癌に対して、腹腔鏡下にラジオ波凝固および胆嚢摘出術を施行した1例 (2007)
  • 著者名/発表者名: 森永 暢浩, 設楽 芳範, 片山 和久, 鈴木 一也, 根岸 健, 浅尾 高行, 桑野 博行
  • 学会等名: 第20回日本内視鏡外科学会総会
  • 発表場所: 仙台
• [学会発表] Novel sugar-cholestanols generate a new therapeutic agent against peritoneal dissemination (2007)
  • 著者名/発表者名: Asao Takayuki
  • 学会等名: AACR-NCI-EORTC International Conference on Molecular Targets and Cancer Therapeutics
  • 発表場所: San Francisco,CA
• [図書] PET.消化器外科学レビュー-2007最新主要文献と解説 (2007)
  • 著者名/発表者名: 織内 昇, 加藤 広行, 遠藤 啓吾
  • 出版者: 総合医学社