研究課題/領域番号 |
19591484
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉住 朋晴 九州大学, 大学病院, 特別教員 (80363373)
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研究分担者 |
島田 光生 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10216070)
安友 康二 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス部, 教授 (30333511)
前原 喜彦 九州大学, 医学研究院, 教授 (80165662)
居村 暁 徳島大学, 医学部・歯学部付属病院, 助教 (90380021)
森根 裕二 徳島大学, 医学部・歯学部付属病院, 助教 (60398021)
武富 紹信 九州大学, 大学病院, 助教 (70363364)
副島 雄二 九州大学, 大学病院, 助教 (30325526)
森 大樹 徳島大学, 医学部・歯学部付属病院, 医員 (70448330)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 移植外科 / 肝細胞癌 / 調節性T 細胞 / 調節性T細胞 |
研究概要 |
研究の目的)末梢血及び肝癌組織内におけるT regの増加とCTLの不活化を証明し、CD25 強陽性のT regを選択的にブロックすることによる、CTL 再活性化の可能性を検討する。免疫抑制剤は、臓器移植を行ううえで、必要不可欠のものであるが、T regの特性を理解したうえで、より選択的に必要なリンパ球分画のみを一過性に排除しうる、免疫抑制剤の種類を確認する。肝移植後肝細胞癌再発患者の末梢血において、FoxP3細胞の割合が有意に低下している事がわかった。肝癌再発例では、CTLが活性化し、T regが減少している可能性が示唆された。これまでに同様の報告はなく、肝移植後の免疫系の変化を知る上で、貴重な研究成果となると考えられた。 研究の成果)生体肝移植患者の術前術後における末梢血CD4+CD25+T細胞及びFoxP3陽性T細胞の分画を検討した。非肝癌患者18例における生体肝移植術後の末梢血CD4+T細胞中のCD25+T細胞は平均8.02%、その内FoxP3陽性T細胞は73.2%であった。 生体肝移植術後肝細胞癌が再発せずに経過している32例と肝細胞癌が再発した3例において同様の検討を行った(全例カルシニューリン阻害剤投与下)。非再発例における末梢血CD4+T細胞中のCD25+T細胞は7.2%、再発例では5.7%であった(p=0.53)。末梢血CD4+CD25+陽性T細胞中のFoxP3陽性T細胞は非再発例で66.6%、再発例で26.1%であった(p=0.016)。
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