研究概要 |
in vivoマウス腫瘍実験系において, T細胞Negative PathwayであるPD-1やCTLA-4の阻害により, 有意な抗腫瘍効果を見いだした. 特にPD-1/CTLA-4経路同時阻害により, 極めて強力な抗腫瘍効果を誘導する事を確認した. さらに組織学的検討にて肝臓, 小腸等に明らかな自己免疫様の異常はみられず, マウスに体重減少等もみられなかったことから, 治療の安全性も確認された. さらにB7-H3抗体による治療を行ったところ, 有意な抗腫瘍効果を認めた. またPD-1阻害, B7-H3阻害と化学療法との併用効果について検討し, 相乗効果を認め, 今後の臨床応用の可能性示唆された.
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