研究課題/領域番号 |
19591524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
関 直子 久留米大学, 医学部, 助教 (40226634)
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研究分担者 |
唐 宇飛 久留米大学, 医学部, 助教 (60268901)
藤井 輝彦 久留米大学, 医学部, 准教授 (50199288)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 乳腺外科学 / 癌 / 免疫学 |
研究概要 |
HER2受容体を分子標的とする抗腫瘍抗体Trastuzumabの宿主免疫系を介した作用機序についての検討を行った。in vitroにおいて健常人末梢血単球からIL-4, GM-CSFを用いた通法により誘導し、Trastuzumab添加HER2抗原により成熟させ得られたDCの解析を行った。Trastuzumab添加によって得られたDCは非添加例に比し、有意なIL-12p70の産生増加、IL-10の産生低下が認められ、HER2ペプタイド認識CTLの誘導能が有意に高かった。このことからTrastuzumabはDCを介した抗腫瘍細胞性免疫の誘導に効果的に働くことが示唆された。現在Trastuzumab治療患者の末梢血を用いた経時的腫瘍抗原特異的CTL precourser assayを行い、治療成績との相関についての検討を行っている。また我々は、HRE2陽性難治性(再発性)乳癌症例に対し、局所細胞免疫療法と Trastuzumab併用による第I/II相臨床試験を施行し、臨床的に重篤な副作用なく奏効例を経験した。今後引き続きTrastuzumab・細胞免疫療法併用症例を含めた臨床検体を用いた免疫学的検討を行い、臨床的パラメーターとの相関性について統計学的検討を行っていく予定である。
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