研究課題/領域番号 |
19591530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 千葉県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
島田 英昭 千葉県がんセンター(研究所), 医療局消化器外科, 主任医長 (20292691)
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研究分担者 |
日和佐 隆樹 千葉大学, 大学院医学研究院・遺伝子生化学, 准教授 (30260251)
白鳥 享 千葉大学, 大学院医学研究院・先端応用外科学, 講師 (80361434)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 食道癌 / 腫瘍マーカー / SEREX / 腫瘍抗原 |
研究概要 |
【背景と目的】SEREX法は癌細胞由来の cDNA 発現ライブラリーの中から患者血清中の IgG 抗体が認識する抗原遺伝子を同定する方法であり、癌抗原のスクリーニング法として優れた方法である。SEREX (serological identification of antigens by recombinant cDNA expression cloning)法により食道癌関連抗原CUEC-10の同定・機能解析を行い、腫瘍マーカーとしての意義を明らかにすることを目的とした。 【対象と方法】食道癌細胞株 T.Tn より cDNA ライブラリーを作製し、食道扁平上皮癌患者血清を用いてSEREX法によるスクリーニングを施行した。SEREX 法を用い食道扁平上皮癌患者血清をスクリーニングし、新規の癌抗原としてCUEC-23を同定した。HCS cDNA を GST-融合タンパク質発現ベクター pGEX に組換え、合成された融合タンパク質を精製して ELISA 法により血清抗体のレベルを測定した。 【結果と考察】CUEC-10に対する抗体価は健常者血清に比べ、患者血清において有意に高いことが判明した。食道扁平上皮癌患者における血清CUEC-10抗体陽性率はWestern blot解析で26%(14/54) であり、既存の腫瘍マーカーと併用することで、陽性率が高くなることが明らかとなった(CEAとの併用で44%, SCC-Agとの併用で41%, CYFRA21-1との併用で52%)。また、健常者群の平均値+3SDをカットオフ値とするとELISA解析では17%(43/91)であり、健常者対照群における陽性率は2.2%(1/45)であった。臨床病理学的因子との相関関係は、認められなかった。 【結語】血清CUEC-10抗体は、新規の腫瘍マーカーとして有用であり、既存の腫瘍マーカーと併用することで、50%前後の陽性率となることがわかった。
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