アクチン重合阻害剤ラトルンキュリンの抗腫瘍効果と臨床応用

• 研究課題/領域番号: 19591555
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 京都府立医科大学
• 研究代表者: 落合 登志哉 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (30311913)
• 研究分担者: 菊池 正二郎 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (70381960)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 胃十二指腸外科学 / 細胞骨格 / アクチン / 胃癌 / 腹膜播種

研究概要

近年、早期診断と手術・化学療法の進歩によりわが国の胃癌治療成績は世界最高水準にある。しかし、胃癌腹膜播種は治療方法の確立していない難治性の病態である。本研究の目的は胃癌腹膜播種に対して、新しい治療方法を確立することにあった。結果としてはアクチン阻害剤であるラトルンキュリンが、ヒト胃癌細胞株に対して強い抗腫瘍効果を持ち、マウスにおける腹膜播種モデルでは生存期間の大幅な延長が見られることを確認できた。

研究成果

• [雑誌論文] Latrunculin A has a Strong Anti-cancer Effect in a Peritoneal Dissemination Model of Human Gastric Cancer in Mice (2009)
  • 著者名/発表者名: Hiroo Konishi, Shojiro Kikuchi, Toshiya Ochiai, Hisashi Ikoma, Takeshi Kubota, Daisuke Ichikawa, Hitoshi Fujiwara, Kazuma Okamoto, Chouhei Sakakura, Teruhisa Sonoyama, Yukihito Kokuba, Hiroyuki Sasaki, Takeshi Matsui, Eigo Otsuji
  • 雑誌名: Anticancer Research Vol.29(in press) ページ: 0-0
  • 査読あり
• [雑誌論文] Latrunculin A has a Strong Anti-cancer Effect in a Peritoneal Dissemination Model of Human Gastric Cancer in Mice (2009)
  • 著者名/発表者名: Hiroo Konishi
  • 雑誌名: Anticancer Research Vol. 29 No. 6(in press)
  • 査読あり
• [学会発表] ヒト胃癌細胞に対するアクチン骨格阻害剤の抗腫瘍効果の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小西啓夫、菊池正二郎、落合登志哉、生駒久視、木村彰夫、市川大輔、藤原斉、國場幸均、阪倉長平、園山輝久、萩原明於、大辻英吾
  • 学会等名: 第108回 日本外科学会定期学術集会 SF-026-2
  • 発表場所: ウェルシティ長崎
  • 年月日: 2008-05-15
• [学会発表] ヒト胃癌細胞に対するアクチン骨格阻害剤の抗腫瘍効果の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小西啓夫
  • 学会等名: 第108回 日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2008-05-15
• [学会発表] アクチン骨格阻害剤であるlatrunculinのヒト胃癌細胞に対する抗腫瘍効果の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 熊野達也 菊池正二郎 市川大輔 藤原 斉 岡本和真 落合登志哉 國場幸均 阪倉長平 園山輝久 萩原明於 大辻英吾
  • 学会等名: 第80回 日本胃癌学会総会 PO5-4
  • 発表場所: パシフィコ横浜第6会場
  • 年月日: 2008-02-28
• [学会発表] アクチン骨格阻害剤であるIatrunculinのヒト胃癌細胞に対する抗腫瘍効果の検討 (2008)
  • 著者名/発表者名: 熊野 達也
  • 学会等名: 日本胃癌学会
  • 発表場所: 横浜