研究課題/領域番号 |
19591596
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
高橋 広城 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (30381792)
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研究分担者 |
沢井 博純 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (40336681)
竹山 廣光 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00216946)
高山 悟 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (70381887)
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連携研究者 |
岡田 祐二 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究員 (10305550)
松尾 洋一 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (40381800)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2008年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 膵癌 / リンパ管新生 / 血管新生 / サイトカイン / 癌・間質相互作用 / サイトカン |
研究概要 |
平成19年度において、膵癌細胞と線維芽細胞、HUVECをdouble chamber methodで共培養し、HUVECを染色して管腔形成能を評価した結果、肝転移能の高い膵癌細胞はHUVECの管腔形成能を亢進することを確認した。また膵癌細胞と線維芽細胞、LECをdouble chamber methodで共培養し、LECを染色してmigrationを評価した結果、Mia PaCa2はmigrationを亢進し、BxPC-3は亢進しないことをつきとめた。平成20年度においては、リンパ管新生に強く影響しているVEGF-Cの発現を、Realtime PCRを用いて測定したところでは、Mia PaCa2ではVEGF-Cの発現が亢進し、BxPC-3では亢進していないことが判明した。同様にELISAでもMia PaCa2ではVEGF-Cの発現が亢進し、BxPC-3では亢進していないことが判明した。またコラーゲンゲル内でのLEC/fibroblast の共培養によるLECの管腔形成能は、Mia PaCa2との共培養により、有意に増加していた。またこれらMia PaCa2との共培養により増加していた管腔形成能は、VEGFR-3抗体にて阻害された。以上の結果から膵癌周囲のリンパ管形成は、VEGF-Cを中心にして、膵癌、リンパ管、線維芽細胞などによる、癌-間質相互作用があって初めて形成されうるものと考えられ、更なる検討を行うことにより、新たな分子標的治療のターゲットとなりうると考えられた
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