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骨髄細胞を播種した再生血管における急性期内皮化と成長因子発現の関連性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19591647
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

山崎 暁  東京女子医大, 医学部, 助教 (50343554)

研究分担者 黒澤 博身  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (50075511)
松村 剛毅  東京女子医科大学, 医学部, 助教 (20297469)
研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2008年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード再生医療 / ティッシュエンジニアリング / 骨髄細胞 / 生体吸収性素材 / 再生血管 / 骨髄巣核球 / 内皮細胞 / 生力学試験
研究概要

高圧系用生分解性素材の開発
これまで、我々は生分解性素材と自己細胞による再生血管の作成を行ってきた。吸収期間を短くすることで生分解性素材内への細胞の遊走と生着を図り、動物実験において極めて静脈に近い組織を埋稙後約1年で作成することができることを証明してきた。しかしながら、その生分解性素材は吸収期間が早いために体内にて早期に力学的強度を失うためにその使用は低圧系(静脈・肺動脈)に限定されてきた。今回我々は、高圧系においても耐容性のある素材の開発に着手した。さらにその組織像を検討することで、高圧系における組織の再生度を検証した。
実験は、全身麻酔、左開胸下にビーグル犬の下降大動脈にTissue-Engineered Arterial Patches(TEAP)を移植した。生分解性素材は、PLLAを補強剤とし、ポリε-カプロラクトンとポリ乳酸の共重合体からなるポリマーを用いた。移植後1,3,6ヶ月に組織学的評価およびRT-PCRによる検索を行った(n=4)。TEAPの内腔は、約1ヶ月で内皮細胞に被覆された。また、RT-PCRにてvon Willebrand factorのmRNAの判定量を測定を行ったところmRNAは経時的に増加し、約6ヶ月の時点で正常組織とほぼ同等なものになった。逆にVEGF mRNAは組織の再生が最も著しい移植後1ヶ月に示し、徐々に漸減していった。
本研究により、TEAPの内皮化とそれに関する成長因子の動態を組織およびmRNAレベルで検証した。また、本生分解性素材による高圧系での応用の可能性を示すことができた。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 自己骨髄細胞と生体吸収性ポリマーにより作製した再生血管による臨床研究44症例とその経過.2007

    • 著者名/発表者名
      松村剛毅、新岡俊治、日比野成俊、斎藤聡、坂本貴彦、市原有起、保々恭子、宮本真嘉、黒澤博身
    • 雑誌名

      日心外会誌 36,6

      ページ: 309-314

    • NAID

      110006453948

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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