研究概要 |
足部への繰り返し荷重システム,制御・解析アプリケーションの開発:万能試験機,LEDマーカとCCDカメラで構成する微小変位解析システム,反復荷重負荷システムと組み合わせによる荷重-変位解析システムの開発を行った. 反復荷重-変位計測システムを用いた実験:正常未固定凍結標本を用い,後脛骨筋力(+)群と後脛骨筋力(一)群(それぞれn=7)で10,000cyclesの負荷試験を行い,足アーチ高の変化を計測した. 結果:足アーチ高は後脛骨筋力(+)群では3,000cycles以降も維持され正常範囲に保たれたが,後脛骨筋力(-)群では低アーチとなり,その後も低下し続け7,000cycles以降は後脛骨筋力(+)群と比べ有為に低下した.足アーチの維持には,骨・靭帯の受動的な構造だけでは十分ではなく,後脛骨筋によるダイナミックなサポートが不可欠であることが分かった.
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