研究課題/領域番号 |
19591854
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
福森 知治 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (10314874)
|
研究分担者 |
金山 博臣 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10214446)
高橋 正幸 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (50325255)
中逵 弘能 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (50437638)
岡 夏生 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (40335790)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | 泌尿器科癌 / ガレクチンー3 / 集学的治療 / 転移 / アポトーシス / 血管新生 / 遺伝子治療 / ガレクチン-3 |
研究概要 |
ガレクチンー3は腎細胞癌、膀胱癌の原発腫瘍のみならず腎細胞癌の転移巣でも強発現が認められ、腎細胞癌および膀胱癌患者では血清ガレクチンー3の強発現が認められた。前立腺癌細胞株(PC-3)、腎癌細胞株(KPK-1)および膀胱癌細胞株(J82)においてガレクチンー3の発現を約5分の1以下にノックアウトした細胞株を作成し、腎細胞癌、膀胱癌に対する放射線療法、シスプラチンによる化学療法とガレクチンー3の発現抑制による治療効果、アポトーシスへの影響を検討したところ、ガレクチンー3の発現を制御した腎細胞癌細胞株および膀胱癌細胞株では、細胞の増殖能が12%および14%低下し、放射線治療の感受性がそれぞれ18%、26%増加し、シスプラチンによる化学療法の感受性が15%、35%増加した。特に、ガレクチンー3ノックアウト細胞では、シスプラチン治療中に細胞質中のcytochrome cの発現が増加しcaspase-3が活性化されアポトーシスが誘導された。さらに、ガレクチンー3のブロッキング抗体を作成し今後の臨床的意義を検討する予定である。
|