NF-kB活性阻害剤の尿路上皮癌への抗癌剤としての応用

• 研究課題/領域番号: 19591871
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 泌尿器科学
• 研究機関: 東京医科大学
• 研究代表者: 堀口 裕 東京医科大学, 医学部, 講師 (60229234)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• 研究課題ステータス: 完了 (2008年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2007年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
• キーワード: 尿路上皮癌 / 分子標的治療 / NF-kB / 転写因子 / アポトーシス / CPT-11 / NF-κB

研究概要

本研究において、これまでほとんど研究がなされていなかった進行性尿路上皮癌における転写因子NF-kBの役割と、新規NF-kB活性阻害剤DHMEQの作用、その阻害機構が解明された。これをもとに抗癌剤CPT-11によるNF-kB活性化をDHMEQにより抑制することにより、膀胱癌に対する抗腫瘍効果の増強が示された。DHMEQとCPT-11の併用は新規膀胱癌治療として期待できると考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Establishment and characterization of a new squamous cell carcinoma cell line, TMUU-08, derived from human bladder cancer (2009)
  • 著者名/発表者名: Ozu, C., Takeuchi, H., Matsushita, K., Horiguchi, Y., et al.(合計8名中4番目)
  • 雑誌名: Human Cell 22 ページ: 25-29
  • 査読あり
• [雑誌論文] Establishment and characterization of a new squamous cell carcinoma cell line, TMUU-08, derived from human bladder cancer (2009)
  • 著者名/発表者名: Ozu C
  • 雑誌名: Human Cell 22 ページ: 25-29
  • 査読あり
• [雑誌論文] Establish ment of orthotopic mouse superficial bladder tumor model for studies on intrav esical treatments (2008)
  • 著者名/発表者名: Horiguchi, Y., Kikuchi, E.,Ozu, C., Nishiyama, T., Oyama, M., Horinaga, M., Yoshioka, K., Tachibana, M
  • 雑誌名: Human Cell 21 ページ: 57-63
  • 査読あり
• [学会発表] 膀胱癌における新規NF-κB 阻害剤を用いたCPT-11の抗癌治療の増強 (2008)
  • 著者名/発表者名: 菊地栄治、堀口 裕ほか
  • 学会等名: 第12回がん分子標的治療研究会総会
  • 発表場所: 学術総合センター(東京)
  • 年月日: 2008-06-26
• [学会発表] 膀胱癌における新規NF-кB阻害剤を用いたCPT-11の抗癌治療の増強 (2008)
  • 著者名/発表者名: 菊地栄治
  • 学会等名: 第12回がん分子標的治療研究会総会
  • 発表場所: 学術総合センター(東京)
  • 年月日: 2008-06-26
• [学会発表] 泌尿器科領域における医療改善製剤の創製 (2007)
  • 著者名/発表者名: 堀口裕
  • 学会等名: 慶大理工学部ハイテクリサーチセンターシンポジウム
  • 発表場所: 慶大理工学部
  • 年月日: 2007-12-08