研究課題/領域番号 |
19591900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
池ノ上 克 宮崎大学, 医学部, 教授 (60232211)
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研究分担者 |
鮫島 浩 宮崎大学, 医学部, 准教授 (50274775)
川越 靖之 宮崎大学, 医学部, 講師 (70336311)
立元 真 宮崎大学, 教育文化学部, 准教授 (50279965)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 子宮内発育遅延 / 胎児リズム形成 / 胎児心拍数モニタリング / active-quiet cycle |
研究概要 |
不登校や切れやすい子供など、児の社会的不適合が問題となっている。その背景に、脳の機能的なリズム異常があるとの報告がある。胎児期の脳発達を反映する胎児のリズム形成を観察することによって、胎内ストレスを受けたと思われる児の脳発達機能を観察した。 インフォームドコンセントの得られた妊婦75症例に分娩監視装置を装着し、胎児心拍数パターンを少なくとも90分間以上にわたって連続的に観察した。胎児心拍数パターン上のaccelerationとvariabilityの有無から判別できるactive phaseとsleeping phaseが明らかとなった時点を胎児リズム形成時期と判断した。 また、児が3歳となった時点で心理発達検査として、K-ABC, 田中ビネー知能検査、KIDS乳幼児発達スケール検査を行った。 これまで、妊娠中に異常を認めないローリスク妊婦郡51例と、子宮内環境が悪化し子宮内胎児発育遅延(IUGR)に陥ったと思われる群24症例の2群について、比較検討を行っている。児の心理発達検査は現在5名が終了している。 現在までの集計では、ローリスク妊婦群(n=51例)では妊娠33±1週でそのリズムが形成されたのに対し、IUGR群(n=24例)ではそのリズム形成が妊娠35±1週と有意(p<0.001)に遅れていた。しかし、両群間に臍帯動脈血pH, Apgar scoreに差は認めず、児の短期予後は良好であった。3歳時に評価できたローリスク3例とIUGR2例についてはいずれの児も発達は良好で両群間で差を認めなかった。今後も引き続き、児の成長とともに心理発達検査を続けて行く予定である。
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