研究課題/領域番号 |
19591977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
柿木 章伸 高知大学, 教育研究部・医療学系, 講師 (60243820)
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研究分担者 |
竹田 泰三 高知大学, 名誉教授 (50115763)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2008年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2007年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | メニエール病 / 内リンパ水腫 / 抗利尿ホルモン / 水チャネル / めまい発作 / 自発眼振 / 抗利尿ホルモン阻害剤 / 血管条 |
研究概要 |
メニエール病の発作と内リンパ水腫の関連を調べたところ、内リンパ水腫が形成されている時期にめまいが発生していることが分かった。つぎに、抗利尿ホルモンと内リンパ水腫の関連を検討し、抗利尿ホルモンが内耳の血管条に作用することによって内リンパ水腫が形成されることを示唆する結果を得た。さらに、抗利尿ホルモンの阻害剤を投与することによって抗利尿ホルモンの血管条への作用は起こらなかった。最後に、内リンパ液の吸収部位である内リンパ嚢において、水分代謝に関与している水チャネル(AQP)を検討し、抗利尿ホルモンによって制御されているAQP2をはじめ多くのAQPが発現していることが分かった。 これらの結果は、メニエール病の発作と抗利尿ホルモンが深く関与しており、抗利尿ホルモンの阻害剤がメニエール病の治療薬となる可能性を示唆している。また、メニエール病の治療薬である浸透圧利尿剤は、AQPを介して内リンパ水腫を軽減させていることを示唆する結果であった。
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