研究課題/領域番号 |
19591979
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
鈴木 正志 大分大学, 医学部, 教授 (60211314)
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研究分担者 |
平野 隆 大分大学, 医学部, 講師 (20305056)
児玉 悟 大分大学, 医学部, 講師 (40325717)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 上気道 / 粘膜免疫 / ワクチン / 粘膜粘液 / 樹状細胞 |
研究概要 |
Flt3L(fms-like tyrosine kinase receptor-3 ligand)は、樹状細胞の分化増殖を促進させる作用を有することがわかっている。免疫応答の誘導や制御において、樹状細胞は中心的役割を担っているため、樹状細胞をターゲットにした免疫療法やワクチンは効果的であると考えられる。Flt3Lの鼻粘膜樹状細胞、および鼻粘膜免疫応答への影響について検討した。マウスに対しリコンビナントFlt3L 10μgを経鼻的もしくは経腹腔的に投与し、5日後に鼻粘膜を採取し、免疫組織化学およびフローサイトメトリーにて樹状細胞について解析した。次にFlt3L投与後のマウスに対して、インフルエンザ菌のP6外膜タンパクにて経鼻免疫を行ない、抗原特異的免疫応答について解析した。その結果、経鼻的もしくは経腹腔的Flt3L投与後、粘膜免疫誘導組織であるNALT(nasal-associated lymphoid tissue)中のCDllc^+樹状細胞が増加した。T細胞、B細胞への影響は明らかではなかった。経鼻免疫後、興味あることに経鼻的Flt3L投与では抗原特異的免疫応答を増幅させたのに対し、経腹腔的Flt3L投与ではトレランスが誘導された。このことからFlt3Lによる樹状細胞をターゲットにした新しい免疫療法・ワクチンの可能性が示唆された
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